梅雨のシーズン真っただ中、見頃を迎えているのはアジサイです。

しかし、このきれいなアジサイ、食中毒の危険性があるとして行政が注意を呼びかけています。

取材班が向かったのは、境内に約1000本のアジサイが植えられ“あじさい寺”とも親しまれるお寺。

21日の「あじさいまつり」を前に、訪れた人たちは雨にぬれて一層深まる色合いを楽しんでいました。

来園者は「きれい!雨が時々降るからとてもいいよね」「山の斜面とかもすごく広く咲いてるので見応えがあって楽しかった」と話しました。

しかし今、アジサイの“誤食による危険性”が問題となっています。

実は、毒性を持つアジサイ。
しかし、どの成分が症状を引き起こすのかは分かっていないといいます。

その葉の形は、周りがギザギザしていて、少し大葉にも似ているように見えました。

さらに料理の飾りとして添えられることもあり、誤って口にしてしまい食中毒になる事例が後を絶ちません。

来園者からは「こういう形で似たのがようかん、水ようかんに付いているじゃないですか。だから皆さん、食べられると思うのでしょうね」「桜餅だってね、葉っぱ食べるから」といった声が聞かれました。

実際に2025年、宮崎市の飲食店では料理に飾り物として添えられたアジサイの葉を食べた客2人が食中毒に。
さらに2008年には茨城・つくば市内の飲食店でも8人が食中毒を起こしています。

注意が必要なのは飲食店だけではありません。

小さな子供や散歩中のペットが誤って口にしてしまうケースにも警戒が必要です。

東京都薬用植物園主任研究員・中村耕さんは「食べてから30~40分くらいで食中毒を起こす。嘔吐(おうと)、めまい、顔面紅潮といった症状を起こすので食べないように注意が必要」と話しました。