本格的な梅雨シーズンとなり、18日は激しい雨となった地域もあります。
関東では連日のように雨が降る中でも、渇水で困っている場所がありました。
その理由は何なのでしょうか。

18日午前8時過ぎの鹿児島・鹿屋市では、道路が川のようになっていました。
車が通ると水しぶきが大きく上がるほどの冠水状態。

道を通行するサラリーマンも足首まで水に浸かりながら歩いていました。

活発化する梅雨前線の影響で、18日、鹿児島県では大気の状態が不安定に。
トカラ列島の宝島では、24時間の降水量が6月の観測史上1位となる304.5mmを観測しました。

まもなく梅雨本番を迎える関東甲信地方。
山梨・甲府市では午後4時半ごろ、雨が降り出しました。

午前9時前の東京・渋谷は本降りの雨で、歩道には水たまりができました。

首都圏でも連日のように雨模様が続いています。

しかし、梅雨本番を前に群馬県北部のみなかみ町では、雨不足に悩むところが。

取材班が訪れた矢木沢ダムは、“関東の水がめ”として首都圏の水をたくわえる重要な役割を担っています。

しかし、5月7日にはほぼ満水だった貯水率が、約1カ月後の6月15日には半分に激減。
あらわになった山肌を見ると、カラカラに乾いている様子が分かります。

水位も通常時より10メートル以上低くなっていました。

矢木沢ダムなど利根川上流の9つのダムの貯水量は、雪解け水が流れ込んだ4月に一度上昇。
ところが6月に入ると平均値を大きく下回り、貯水率も平年より30ポイント以上低い51%です。

6月には関東南部でも台風で大雨となりましたが、なぜ、ここまで水が激減したのでしょうか。

(独)水資源機構 利根川上流総合管理所 矢木沢ダム管理所・山元優作所長:
まず利根川流域で雨が少なかった。4月~6月にかけ農家は田植えをするので、下流の方で水需要が増えた。必要な水を矢木沢ダムから補給したことで水位が下がっている。

ダムがある周辺では十分に雨が降らなかったほか、4月が暖かく雪解けのピークも早まったことなど、複数の原因が重なり水位が下がったといいます。

ダムがある群馬県や東京の天気予報を見ると、週末から来週にかけては雨模様となる予想です。

(独)水資源機構 利根川上流総合管理所 矢木沢ダム管理所・山元優作所長:
雨が適度に降るのが一番。現在も水位が低い状態なので節水をお願いしたい。

九州で強い雨をもたらしている梅雨前線。
週末は警報級の大雨となる地域もあり、関東でも雨が強まる可能性があるため注意が必要です。