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プレスリリース配信元:株式会社マクロミル

ビジネスパーソン3,000人、生成AI活用実態調査

Macromill News事務局(運営:株式会社マクロミル)は、世の中の話題や時事ニュースをテーマに、アンケート調査結果や購買履歴データを分析し、その結果をニュースレターとしてお届けしています。
今回は、ビジネスパーソン3,000人を対象に実施した「生成AIの活用実態調査」の結果をご紹介します。生成AIの企業導入が進み、本格的なワークフローへの実装が進み始める中、現場ではどのようなツールが選ばれ、いかなる成果をもたらしているのでしょうか。当社のビジネスパネル(※1)を活用した大規模調査から、その現在地を紐解きます。

■トピックス
- 生成AIで業務時間を平均16%削減。1日あたり「75分」の効率化
- 浮いた時間の使い道、主流は「実務・短期的タスク」も、4分の1以上が人ならではの高付加価値業務へ
- AIツール導入数は平均2.3個。「インフラ型」が普及する一方で、「専門型」も台頭
- 生成AIを毎日使う層は月1万円超の自己投資、市場価値向上への実感も2倍に


■調査結果
1.生成AIで業務時間を平均16%削減。1日あたり「75分」の効率化
業務で生成AIを利用している人を対象に、活用による業務作業時間の削減の変化を尋ねたところ、最多は「10~20%未満の削減」で30%でした。また、削減できたと回答した人の業務時間の削減率は平均16%で、8時間勤務に換算すると1日あたり75分の削減効果となることがわかりました【図表1】。なかでも、「フロント・企画系」の職種で82分削減と最も大きい効果が出ています【図表2】。


【図表1】生成AI活用による業務作業時間の変化


【図表2】職種別で見た削減できた業務時間(8時間勤務で換算)


2.浮いた時間の使い道、主流は「実務・短期的タスク」も、4分の1以上が人ならではの高付加価値業務へ
生成AIによって削減された時間の使い道を尋ねたところ、トップは「以前は手が回らなかった別の業務、雑務(38%)」、次いで「AIが出力した回答の検証、修正、プロンプトの調整(31%)」という結果になりました。削減された時間は、目の前の残タスク処理や生成AI活用のための付帯作業といった、実務上必要な業務に充てられていることがわかります。

また、「人間が注力すべき「創造性」や「感性」を伴う業務(27%)」「生成AIにはできない意思決定、中長期的なビジョンの構想(26%)」「新しいスキルの習得や、専門知識の学習(リスキリング)(25%)」などの人間ならではの付加価値を高める業務や自己成長につながる時間を充てている層も、それぞれ全体の4分の1以上にのぼりました【図表3】。

【図表3】生成AI活用によって削減された時間の活用方法(複数選択)


3.AIツール導入数は平均2.3個。「インフラ型」が普及する一方で、「専門型」も台頭
勤務先が導入している生成AIツールを尋ねたところ、導入数は平均2.3個に達しており、単一のツールに依存せず、用途に応じて複数の生成AIを使い分ける「マルチツール環境」への移行が進んでいる実態が明らかになりました【図表4】。

生成AIは特定の目的で使う外部ツールから、Office 365やGoogle Workspaceといった普段の業務環境に組み込まれた「インフラ型」のAIツールとして普及していることがうかがえます。実際に、「Microsoft 365 Copilot」が46%(前年比1.6倍)と最も高く、「Gemini」も29%(前年比2.4倍)まで伸長しており、日々の業務の中でAIツールを利用する動きが進んでいます【図表5】。

【図表4】勤務先が導入している生成AIツール(複数選択)


【図表5】主要4サービスの導入状況変化


一方で、独自のポジションを築いているツールもあります。主要4サービスの中で「Claude」の導入率は7%にとどまるものの、文章作成や情報収集、プログラミングなど、ほぼ全ての個別項目において他サービスのスコアを上回る結果となりました【図表6】。「Claude」の高度な推論能力と自然な言語処理が、より複雑で専門的な業務を遂行するユーザーに強く支持されていると推察されます。

【図表6】主要4サービスの主な利用用途(複数選択)


4.生成AIを毎日使う層は月1万円超の自己投資、市場価値向上への実感も2倍に
生成AIをプライベートでも「ほぼ毎日活用」する層では、生成AIを業務に欠かせない存在として捉える傾向が見られます。また、「AIを活用することで、仕事の範囲が大きく広がったと感じる」「AIを使って業務の新しいやり方を発見することに「ワクワク感」を感じる」といった回答も多く、日常的な生成AI活用が前向きな意識変化につながっていることがうかがえます【図表7】。

また、「自分の仕事の市場価値が高まった」という自己評価は、低頻度層と比べて約2倍のスコア差が開いており、生成AI活用が業務効率化の枠を超え、個人のスキル向上への実感に直結している実態がうかがえます。

【図表7】生成AIに対する「考え」や「感覚」の意識の違い(「ほぼ毎日活用」と「月に数回程度以下活用」の差が大きい6項目/複数選択)


さらに、生成AIを活用するための自発的な学習や情報収集の動きにも差が見られます。生成AI利用者の全体では66%が自発的な学習を行っていますが、これが「ほぼ毎日活用」する層になると75%にまで上昇します。このヘビーユーザー層における月額の自己投資額(※2)は平均10,372円に達しており、有料ツールの契約費だけでなく、書籍やセミナーといったスキルアップへの投資にも費用を投じていることが明らかになりました【図表8】【図表9】。

【図表8】生成AIを活用するために情報収集や学習をしている割合


【図表9】生成AI活用別で見た情報収集・学習している割合と自己投資額の平均(月額)


※1 職業・業種・役職・決裁権の有無などBtoBマーケティングに必要な情報を網羅したビジネスパーソン47万人の大規模モニター
https://www.macromill.com/service/online-research/btob-research/
※2 有料ツールの個人契約費、書籍代、セミナー参加費、サロン会費などの合計

調査レポートの全結果ダウンロード(無料)
『生成AIの本格実装とビジネス変革 ― 生成AI活用の現在地と、次の実装課題をデータで読み解く』



■調査概要
調査主体:マクロミル
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:マクロミルが保有するビジネスパネル会員
【スクリーニング調査】20歳~59歳の男女、11,009 人
【本調査】生成AIを導入・活用している(試験導入を含む)企業に勤務している20歳~59歳の男女、3,090 人
割付方法と割付人数:
従業員200人未満618人(3,259人)、従業員200~500人未満618人(2,379人)、従業員500~1,000人未満618人(2,103人)、従業員1,000~3,000人未満618人(1,743人)、従業員3,000人以上618人(1,526人)※()はスクリーニング調査の割付人数
調査期間:2026年4月16日(木)~2026年4月18日(土)

※本文の数値は四捨五入した整数で表記しており、合計が100%とならない場合があります。

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