気象庁によると、きょう=6月8日午前8時38分にフィリピン付近でマグニチュード8.2の地震が発生し、この地震の影響で和歌山県など各地に津波注意報が出ています。
(※6月8日午後2時時点)
関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」では、津波に詳しい京都大学防災研究所の森信人教授が解説。
「日本から離れた場所で起きた地震による津波であっても、津波はなかなか大きさが変わらないので、長い距離を伝わり、かつ、だいたいジェット機ぐらいのスピードで外洋を伝わってくる」と述べ、その危険性を説明しました。
また注意報解除の見通しについては、「だいたい半日から1日ぐらいは続く」と指摘した上で、「第2波、第3波の方が大きいということはよくある」と述べ、注意報が出ている間は海に近づかないように呼び掛けました。
■揺れ感じずとも…「遠地津波」 注意報など見ながら海に近づかないのが大事
まず森教授は今回の地震について、「『フィリピン海プレート』と呼ばれる、日本・西日本からずっと南にフィリピンまで広がっているプレートの一番南の方で起きた地震」と説明。
その上で、「日本のような離れた場所に津波が到達するときにどんな影響があるのか」という質問に次のように答えました。
【京都大学防災研究所 森教授】「津波には2種類あり、『近地津波』という近いところで起きる津波と、『遠地津波』という遠くで起きる津波があります。
『遠地津波』の場合、今回フィリピンで起きて非常に遠いので、われわれは揺れを感じません。
一方で、最近科学が発達しているので、ある程度、『遠地津波』がやってくるということが、予想できるような時代になっています。
しっかり気象庁等の注意報等を見ながら、海に近づかない、海にいらっしゃる人はできるだけ陸に早く上がって、安全な場所に移動するというのが大事だと思います」
■津波は「だいたいジェット機ぐらいのスピードで外洋を伝わる」
今回はフィリピンという日本から離れた場所での地震によって、津波が起きました。森教授はそのメカニズムについて、「津波はなかなか大きさが変わらない」と説明しました。
【京都大学防災研究所 森教授】「去年もロシアのカムチャツカ沖で起きたマグニチュード9の地震も、同じように日本に伝わってきました。
非常に日本から遠いところで起きた地震津波でも、津波はなかなか減衰=減らないので、大きさが変わらないので、結構長い距離を伝わってきます。
かつ、だいたいジェット機ぐらいのスピードで外洋を伝わりますので。思ったよりも遠くから早く伝わるというのが特徴です」
■津波は「第二波、第三波の方が大きいということはよくある」注意呼びかけ
ここで番組の青木源太キャスターが、3年前、津波注意報の解除まで9時間かかったという事例から、今回も長時間の注意が必要かと聞くと、森教授は「半日から1日ぐらいは続くと思う」と説明。
また「第二波、第三波の方が大きいということはよくある」として、注意を呼び掛けました。
【京都大学防災研究所 森教授】「これも『遠地津波』の特徴なのですが、遠いところから伝わってくる間に、広がりながら到達しますので、なかなか、いっぺんに収まらないということで、通常は大体半日から1日ぐらいは続くと思います。
必ずしも第一波が一番大きいわけではなくて、他に当たって戻ってくる津波や、沿岸にトラップされる津波がありますので、第二波、第三波の方が大きいということはよくありますので、十分注意したほうがいいと思います」
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年6月8日放送)