宮城海上保安部の巡視船から重油が漏れ出した問題で、漁業者への賠償金の支払いが6月中に始まる見込みであることが分かりました。
この問題は今年3月、塩釜港で宮城海上保安部の巡視船「ざおう」から、最大で1万5000リットルの重油が海に流出したもので、ワカメやノリの被害額は、少なくとも6億円ほどに上ると見込まれています。
こうした中、塩釜市漁協によりますと、2日、海保の担当者などが4月分のワカメとメカブの被害額、およそ8560万円の賠償金を支払う示談協定書を示したということです。
協定書が締結され次第、6月にも支払われる予定です。
塩釜市漁協の櫻井悟組合長は仙台放送の取材に対して、「漁業者は収入が一銭もなく経営が成り立っていない。素早く賠償金を支払ってほしい」と話しています。
また、5日、県漁協塩釜支所にも海保の担当者が訪れ、4・5月分のワカメ・コンブ・メカブの被害額およそ1億円が、6月中にも支払われる方針が示されたということです。
養殖ノリが被害を受けた県漁協七ヶ浜支所も、近く海保の担当者との話し合いの機会が設けられる予定です。
