福岡市の産婦人科クリニックで医師免許がないのに医療行為を行った医師法違反の疑いで、ペルー国籍の男など2人が書類送検されたことが捜査関係者への取材で分かりました。

◆女性
「出産が近いというタイミングで、助産師さんを除いて一番に駆けつけたのがペルー人だった。医師らしく振る舞っていたのはすごく覚えています。本当に死ななくて良かったということですね」

3年前に経験した出産時のつらい記憶を話す女性。

福岡市中央区の産婦人科クリニックで出産した際、医師と思っていた60代のペルー国籍の男は、医師の免許を持たずに医療行為に及んでいたというのです。

出産時の映像では、ペルー国籍の男性が女性の腹部を押して圧迫しているのが確認できます。

出産後、女性は大量出血して別の病院に救急搬送された際、医師が同伴していないことを指摘されたことがきっかけで、男の“無免許”が分かったということです。

告発を受けて捜査にあたった警察は5日、このペルー国籍の男と、それに男が免許を持っていないことを知りながら医療行為をさせていたとして70代の院長の男の2人を医師法違反の疑いで書類送検しました。

男性院長は5月、TNCの取材にこのように説明しました。

◆院長
「男性に医師免許がなかったのは事実だが、医療行為ではなく、助手をしてもらっただけ」

一方、女性の夫は…。

◆女性の夫
「2人の命が奪われることがなかったのはたまたまだと思う。(分娩は)母子ともに万全を期していても死亡するリスクは高いので、よくそんな無責任なことを続けられる、続けてきたなと思います」

◆女性
「これからこのクリニックで出産する予定になっている方を思うと、不安にさせてしまうところは申し訳ないと思うが、私の体験を多くの人に知ってもらうことで、本当に信頼できる病院を受診しようという心構えで病院を探してほしい」

男性院長の説明によるとペルー国籍の男は2年以上前にクリニックを辞め、帰国したということです。

テレビ西日本
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