いま、抹茶が世界規模のブームを迎えている。富山県射水市の老舗茶専門店「藤岡園」では、朝9時からわずか200円で抹茶が楽しめるモーニングサービスや、自社で石挽きした抹茶を使ったスイーツを提供。「抹茶感がしっかりと感じられて、二度おいしい」どころか、"三度おいしい"と評されるフロートまで登場している。

明治11年創業の老舗が仕掛ける「あ茶活」

藤岡園は明治11年創業という、射水市が誇る老舗のお茶専門店だ。3年前にリニューアルした本店には、玉露、煎茶、ほうじ茶など数多くの茶葉と茶道具が並ぶ。

そんな同店が提供するモーニングサービスが、その名も「あ茶活(あさかつ)」。毎朝9時から11時の間、目の前で点てたお抹茶を茶菓子とともに200円で楽しめるというサービスで、朝の一杯で穏やかな気持ちになってもらいたいという思いから、毎日提供されている。

藤岡園の藤岡誠一郎さんは、朝の抹茶がカラダにもたらす効果をこう説明する。
「お抹茶にはいい成分がもちろん含まれているんですけど、なかでもカフェインは、朝シャキッといいスタートが切れるという効果があります。あとは、カテキンですとか、カラダにいい作用もありますので、ぜひ朝から飲んでいただきたいです」


目の前で丁寧に点てられた一杯は、鼻に抜けていく豊かな香りと深い味わいが特徴。景色を眺めながら200円で味わえるとあって、訪れた人々の心をほぐしている。
鹿児島の高級茶葉を毎日石臼で丁寧に

「あ茶活」の抹茶をはじめ、店で使用する抹茶は毎日石臼で石挽きしている。使用するのは、温暖な気候で栽培された鹿児島県の高級茶葉。石臼でゆっくりと挽くことで、香り高い抹茶に仕上がるという。
手間をかけた自社挽きの抹茶は、スイーツにもふんだんに活用されている。
「三度おいしい」抹茶フロートの楽しみ方

これからの季節におすすめのスイーツが、抹茶フロートだ。自社で挽いた抹茶をふんだんに使用したソフトクリームが、冷たい抹茶の上にたっぷりとのった一品で、抹茶好きのために甘みを加えずに仕上げた抹茶ドリンクとの組み合わせが絶妙だ。
藤岡さんがすすめる味わい方は3段階ある。

「まずはソフトを単体で召し上がっていただいて、次に下の抹茶を飲んで、最後は混ぜて味わいください」

まずソフトクリーム単体で甘みと抹茶の風味を堪能し、次に甘みなしの抹茶ドリンクでその苦みと香りをストレートに感じる。そして最後にソフトクリームをドリンクに混ぜれば、甘い抹茶ラテへと変身する。まろやかさと爽やかさが一つのグラスで三通りに楽しめる商品だ。

本店限定の「抹茶クレープ」は生地にも抹茶たっぷり

本店でのみ味わえるスイーツとして、抹茶クレープも登場している。生地にも抹茶がたっぷりと使われており、その種類は1号と2号の2種類だ。

抹茶クレープ1号は、抹茶クリームとホイップクリームを抹茶生地で巻き、チョコクランチをトッピング。モチモチとした生地とチョコクランチのザクザクとした食感が楽しく、さらに下にはベリーのソースも忍ばせてある。食べ進めるごとに味の変化が楽しめる構成になっている。
2号には、もっちりとしたわらびもちと黒蜜が入っており、和の素材との組み合わせで別の風味を堪能できる。

抹茶ブームが世界へと広がるなか、老舗の藤岡園は日常の中に抹茶の楽しみ方を丁寧に提案し続けている。朝のひとときをお抹茶で始める「あ茶活」から、初夏にぴったりの抹茶フロートやクレープまで、その懐の深さは訪れるたびに新しい発見をもたらしてくれそうだ。
(富山テレビ放送)
