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「まさか自分の家が……」 そんな絶望感から、すべては始まりました。開発者である私自身が経験した空き巣被害。そして、実家の裏口に残されたこじ開けようとした痕跡。また、毎年発生する子供の落下事故。日本の住環境における「窓」の脆弱さ、危険性を痛感した私は、一人のエンジニアとして、そして家族を守る一人の人間として、これまでにない防犯網戸の開発に挑みました。


1. 平穏を壊した、一枚の網戸の「脆さ」

 過去に私は自宅で空き巣被害に遭いました。荒らされた室内を前に感じたのは、金銭的な損失以上の「安心を奪われた恐怖」でした。さらにその後、実家の裏口にも執拗にこじ開けようとした痕跡が見つかりました。 多くの日本の住宅において、網戸はただの「虫除け」でしかありません。カッター一本で簡単に切り裂かれ、わずか数秒で侵入を許してしまう。この当たり前の脆さを変えない限り、真の安心は訪れないと確信しました。



2. 「専門知識がなくても守れる」ことへのこだわり

 既存の防犯シャッターや面格子の取り付けには、高額な工事費用と専門業者による施工が必要です。しかし、防犯対策は「今、不安を感じている人」がすぐに実行できなければ意味がありません。 そこで、自らのエンジニアとしての知見を活かし、「プロの工具不要」「女性一人でも採寸・交換可能」という極めて高いハードルを自らに課しました。耐久性の高い素材選びから、できるだけ既存の部品を使用し、価格が高くならないようにした設計まで、試行錯誤の日々が続きました。


3. 75歳の女性でも設置できる、優しさと強さ

 開発の最終段階でこだわったのは、多くの人が自分で設置できるシンプルさです。実際に75歳の女性にモニターを依頼したところ、一度も網戸交換経験がない状態から問題なく採寸・交換を完了することができました。 「これで安心できる」。その言葉を聞いたとき、自らの被害経験から始まったこのプロジェクトが、社会に必要な形になったと実感しました。


4. これからの展望:網戸を「暮らしを守る砦」へ

 「あんしん網戸」は、単なる建材ではありません。それは、大切な家族と平穏な日常を守るための決意の形です。 空き巣被害の恐怖を知る私だからこそ、一人でも多くの方に「窓を開けて過ごせる安心」を届けたい。日本のすべての窓を、本当の意味で安心できる場所へ変えていくために、私たちの挑戦は続きます。




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