14日午後2時ごろ、富山県立山町芦峅寺の称名滝に通じる遊歩道を歩いていた80代の男性と近くにいた60代の女性がクマに襲われケガをしました。

午後2時12分頃、立山町消防本部に立山町芦峅寺の称名滝に歩いて向かう駐車場で「男性がクマに襲われケガをした」と通行人から救急車の要請がありました。
消防と連絡を受けた警察が出動して称名平駐車場付近で男性を救助し、午後3時半ごろドクターヘリで県立中央病院に搬送しました。

搬送されたのは富山市の86歳の男性で、称名滝に向かう遊歩道を歩いていてクマに襲われ、噛まれるなどして顔と左手の甲に出血を伴うケガをしましたが、意識はあり、自力で駐車場まで戻り救助されたということです。
また、近くで60代の女性もクマに襲われましたが、自力で病院に向かったということで、軽症と見られています。


2人を襲ったクマは同じ個体と見られ行方は分かっていませんが、警察は称名平駐車場に通じる称名道路を駐車場から3キロ手前の桂台ゲートで通行止めにして警戒に当たっています。
観光シーズンを迎えた立山黒部アルペンルートの玄関口・立山駅では、14日も観光客でにぎわい、近くでクマ被害が起きたことについて驚きの声が聞かれました。

*県外からの観光客
「おっかない。(通行止めは)しょうがない」

*立山駅前の飲食店店員
「怖い。お店の前と聞いたので、立山駅周辺にも出るのかと思った」


遊歩道の対岸にある悪城の壁付近では、13日にクマの目撃情報があり、警察や立山町では付近の施設などにクマを目撃した場合は、決して近づくことなく安全な場所から役場または警察署へ連絡するよう注意を呼びかけるとともに、桂台ゲートを15日も終日通行止めとし、パトロールを行うことにしています。
クマ被害を受けて県は、15日に会議を開いて対応策を検討することにしています。
(富山テレビ放送)
