県内唯一のスケートリンクなどがある愛媛県松山市の「イヨテツスポーツセンター」。老朽化のため閉館が決まっていて6日、営業最後の日を迎えました。
6日は普段の4倍となるおよそ800人が訪れ、スケートリンクは別れを惜しむ人たちでいっぱいに。訪れた人たちは写真を撮ったり、ゆっくりとリンクを回ったりしながら、最後の滑りを楽しんでいました。
「イヨテツスポーツセンター」は、高度経済成長期真っ只中の1966年にオープン。夏はプール、冬はスケートリンクとして市民に親しまれてきました。
しかし近年は利用者の減少に加えて、施設の老朽化も進み、来シーズン新たに氷を張ることが難しくなったことから、閉館が決まりました。
イヨテツスポーツセンター 宇都宮直人支配人:
「非常に心苦しい思いでいっぱいです。ただ、終わりではあるんですけど、これだけのたくさんのお客さんが来ていただけるので、皆さん長くこのリンクを愛していただいたんだなと実感しています」
きょうは長年、このリンクに通ってきた人たちの姿もみられました。
開業から通う 坂口 昌男さん(81):
「もう言葉には言い表せないです。一番寂しいです」
また、華麗なスピンを披露していた女性3人組。閉館によって、慣れ親しんだ練習場所を失うことになります。
高校生(フィギュアスケート歴13年):
「なくなっちゃうのは本当に悲しいし、困っちゃう。これからは岡山まで2時間かけて練習に行ったりするしかないかなって思っています」
大学生(フィギュアスケート歴12年):
「自分の一部と言っていいほど、多くの時間を費やした場所でもあるので、本当にありがとうという気持ちでいっぱいです」
午後5時、スケートリンクは最後の営業を終えました。
宇都宮支配人:
「全ての従業員を代表いたしまして、心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました」
約60年の歴史に幕を下ろしたイヨテツスポーツセンター。
次の日曜の今月10日には松山市出身のフィギュアスケート選手島田高志郎さんらのエキシビションなど、最後の特別イベントが予定されています。