卵の価格は1パックの全国平均価格が3月が309円と、調査開始以降で最も高くなりました。4月も308円でした。
5月以降は価格が徐々に下がっていくと予想されますが、中東情勢の先が見通せない中、今後の卵の価格がどうなるんでしょうか。

宮崎県都城市で鶏卵を生産・販売するフュージョンの赤木八寿夫社長は徐々に卵の価格は下がると予想します。
理由は鳥インフルエンザの収束と卵の価格の高止まりによる消費者の卵離れの2つです。

(フュージョン 赤木 八寿夫社長)
「需要供給バランスからすると卵は余り始める。短期的に見れば、ゴールデンウィークを境に卵の値段は下がるだろう」

ただ卵の価格の下落は短期的なものとなりそうです。

(早瀬 純哉記者)
「原油価格の高騰を受けて、影響を受けるのがこちら。卵のパックです。来月から2倍の値段になるといいます」

卵のプラスチック容器は、6月から高いもので1つ3円から6円に上がり、卵を梱包するクラフトテープも品薄だといいます。

(フュージョン 赤木 八寿夫社長)
「つるつるのところは石油を使って作っているので、これもメーカーが以前と同じように作ることができるわけではない。(代わりに)セロハンテープは使うが、手で破れないのでユーザーが使いにくい」

これに加えて鶏の餌の調達にも懸念もあるといいます。

(フュージョン 赤木 八寿夫社長)
「短期的な不安というよりかは、中東情勢によってエサの値段がどうなるか。エサが届くかどうかが分からない。そっちの不安が大きい。6月までは大丈夫と聞いているので、問題は7月から先」

鶏の餌となるトウモロコシなどの飼料用穀物の、多くが輸入に頼る中で赤木社長は「世界的に原油の供給が減る中で、動物のエサを船で運ぶ優先順位は低く、国内にどれだけ流通するかが見通せない」と危機感を示します。

(フュージョン 赤木 八寿夫社長)
「(飼料を)他の畜産をやっている人たちで取り合う話。値段が倍から4倍になる。それを価格転嫁していったら、卵の値段は倍とかじゃなくなる」

不安定な中東の情勢がこのまま続けば、資材は高騰し飼料の入手も困難になりそうで物価の優等生と言われてきた卵は、夏以降も価格が上がっていくものと見られます。

テレビ宮崎
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