富山県射水市で大型のヨットを手作りするオーストラリア人の男性がいます。
これまでもその様子を紹介してきましたが、ヨットの塗装が始まったと聞いて訪ねてきました。最終的には自作のヨットで母国オーストラリアを目指す男性。挑戦の行方は。
先月、射水市にあるボートハウスを覗いてみると。
*オーストラリア出身 ケビン・モクシ―さん
「元気?ケビンさんは?いつも絶好調!はははは。」
オーストラリア出身の ケビン・モクシーさんです。
ケビンさんが作っているのは、カタマランという2つの船体を甲板でつないだ巨大なヨット。
制作が始まったのは2021年夏。キットを購入し、板に書かれた線に沿って、パーツを切り取り、2500種類の部品を 設計図通りに組み上げます。
ケビンさんには心強い仲間も富山のヨットマンや富山でできた友人たちが手伝ってくれるんです。
*近藤正幸さん
「とにかくタフ。一人でもやるっていうんだからすごいよね。ぼくもう年だから、最後まで見届けられるかわからないけど、ふふふ」
*オーストラリア出身 ケビン・モクシ―さん
「きょうは屋根の上を塗装します。とっても狭いので難しい場所です。友達の助けがあれば、きっと乗り切れるはずです」
4人が手伝い、ベースとなる塗料の吹き付け作業が行われました。
塗料を船体に定着させるため、分量を調整しながら硬化剤と溶解剤を加えて塗料を作ります。
「ダメだな~」
なかなかうまくいきません。
「粘度かもしれないですね」
この日は朝の気温が低かったため、予想以上に塗料が 固くなってしまったのです。
作業開始です。
ヨットの屋根と天井の隙間は最大で80センチほど。
鉄骨の梁もあり、183センチと背の高いケビンさんは移動だけでも大変です。
ケビンさんが作業しているのはこの部分。
スプレーガンを使って隙間なく塗り重ねていきます。
塗料が霧状に噴射されるため、距離を一定に保ちながら塗る必要があり、手にも負担がかかります。
休むことなく塗ることおよそ1時間。
友人たちもケビンさんをサポートしながら見守ります。
「この歳にはきつい」
ケビンさん、疲れていても、仲間への気遣いは忘れません。
「OK?OK!お疲れ様でした。」
冗談も交えながら、楽しく作業するのがケビンさんのモットーです。
この日、屋根とヨット前方の波よけの部分を塗り終えました。
「うまくいきました。最初はスプレーガンに少し問題がありましたが、最終的にはうまくいきました。いい一日でした」
ケビンさんのヨットは全体にベースの塗装が施され、より船らしくなりました。
*オーストラリア出身 ケビン・モクシ―さん
「夏になる前には白いペンキを塗るかもしれません。来年には白いペンキをあと2回塗らないといけないけど。3回で終わればいいんですが、私の腕次第かな」
このヨットづくりを多くの人に知ってほしいとGW中、ケビンさんはボートハウスを開放して、見学会を開いています。
期間は6日までで、午前10時~午後3時までです。
(ボートハウス 射水市・県営渡船堀岡発着場そば)
是非、お近くでご覧になってみてください。