20代から30代より下の若い世代を中心に、何かに共感した時に「それな」とという言葉がよく使われます。
そんな共感する気持ちを表す「それな」を100回発してしまうほど共感できる日常の一コマを切り取ってユニークに表現する展覧会が、鳥取市で開かれています。
【『それな100回言った展』パネルより】
「明日から頑張る!宣言だけ」
「『ここテストに出る』その瞬間、書く音し始める」
「体重計に乗る前ちょっと祈る」
「それな」と思わず口にしている人もいるかもしれません。
そんな日常に潜む「あるある」な瞬間を切り取りました。
鳥取市のギャラリーで開かれている『それな100回言った展』です。
SNSクリエイター・竺原優さん:
鳥取県に遊ぶ場所がないとか、デートスポットがないとかの声を聞いて、『じゃあ作っちゃおうぜ』っていうノリで、都市部に共感型展示会が流行っているのでそれを鳥取県バージョンで再現しようと。
企画したのは、鳥取県出身のSNSクリエイター竺原優さん。
活動を通じて知り合った高校生や大学生など約20人の若者とネタを出し合い、「それな」と共感した日常の感情や瞬間を切り取り100枚のパネルで表現しました。
考案した高校生:
(イチ押しの「それな」は)「田舎のおばあちゃん家、謎の木のオブジェありがち」というので、実際に私たちのおばあちゃん家にあって、これ出したら受けるんじゃないかと思って考えました。
考案した高校生:
イチ押しは「東京ドーム何個分、なじみ無さすぎてよくわからん」です。
鳥取の人は『この広さが東京ドーム何個分です』とか紹介されても全然わからんという共感できるかなと。
鳥取に住む若者たちが見つけ出したということで、鳥取県民ならほぼ誰もが共感できそうなリアルな「それな」も。
例えば…。
「さすがに1時間に一本の汽車じゃ足りない」
電車じゃありません!汽車!
列車の本数の少なさにローカル線の宿命、「それな」を感じます。
一方こちらは…。
「白バラと北海道は鳥取県の誇り」
白バラは牛乳、北海道は回転すし店。
他県の人が必ずと言っていいほど高く評価してくれる鳥取のブランド。
県民が心に秘めている「それな」です。
SNSクリエイター・竺原優さん:
一番好きな作品はこれです。
ちなみに竺原さんのイチ押しは、自ら考えたこちら。
「米子市の人は鳥取市よりも栄えていると言いがち」
SNSクリエイター・竺原優さん:
鳥取対米子みたいなので、ローカル争いみたいなのかなり自信あります。
「それな!」鳥取県民なら分かります。
来場者:
「1時間で一本普通だったから『それなー』と思っているんですけど」
「鳥取県民の『それな』がつまっているんだなと」
「『受験は団体戦』とか、公立でよくあるという、「それな」と思うけど…」
「(それなって)ないです。私ない。いい発信じゃないですか?ちょっと面白い田舎あるある的なところ」
「いっぱい楽しかった」
SNSクリエイター・竺原優さん:
ローカルネタというのは、やっぱり地元民ならでですけどその分共感できるレベルが高いと思うので「それな~」と声を大にして言ってほしいなと思う。価値観の共有というか人によってこれは「それな」、人によっては「全然私はわからない」という作品があるので、そういうので会話していただいてより仲が仲良くなってくれたら。
『それな100回言った展』は、5月10日まで鳥取市のギャラリーそらで開かれています。
地元の魅力に改めて気づくきっかけにもなる「それな」。
最後のパネルには、すべての鳥取県民納得の「それな」がありました。
「結局なんだかんだ鳥取のことが好き」