鹿児島市の磯地区にある磯ビーチハウスのシャワー施設が4月29日にリニューアルし、利用が始まった。待望の温水対応となり、地元住民や大学生から「めちゃめちゃうれしい」と歓迎の声が上がっている。バリアフリー化も実現し、年間を通じた海のレジャー拠点としての魅力がさらに高まりそうだ。

JR新駅開業で注目が集まる磯地区

澄み切った青空のもと、桜島を望む鹿児島市の磯地区。早朝から磯遊びを楽しむ親子連れや、スポーツに興じる大学生たちの姿が絶えないこのエリアは、JRの新駅ができて以降、にぎわいを見せている。

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JR仙巌園駅からも徒歩圏内にある磯ビーチハウスは、磯地区を代表するレジャー施設のひとつだ。4月29日のリニューアルに合わせ、磯地区の住民や利用客を対象とした内覧会も開かれた。

温水・24時間・バリアフリーに対応

今回のリニューアルで最も注目されるのは、温水シャワーの導入だ。使用料は5分100円で、男女それぞれ7基が設置されている。これまでは冷水のみの対応だったが、利用者からの要望を受けて温水が使えるようになった。

また、施設内には監視カメラが設置され、24時間いつでも利用できる体制が整えられている。入り口にはスロープが新設されるなどバリアフリー化も図られており、より多くの人が使いやすい施設へと生まれ変わった。

「去年まで水しか出なかったので」 利用者の声

普段からシャワーを利用している鹿児島大学の学生たちも、今回のリニューアルを心待ちにしていた一人だ。

「去年まで水しか出なかったので、今年からお湯が出るようになってめちゃめちゃうれしい」

さらに、着替えスペースに関しても変化を実感している様子だった。

「(外から)見えるところで男子は着替えたりしていた。こういう場所があると着替えしやすくなるし、ありがたい」

これまで冷水のみという制約のなかで施設を使い続けてきた学生たちにとって、温水シャワーの登場は単なる設備の改善以上の意味を持つようだ。

地元住民も期待 「夏のシーズンにうれしい」

地域コミュニティからも歓迎の声が上がっている。磯町内会の上村宏明会長は、子育て世代への恩恵を次のように語った。

「お子さんが水に触ったり、水に入ったりした場合、今までは水道でぎりぎりだったのが、更衣室でシャワーを浴びたりできるのは夏のシーズンにもうれしい」

磯地区は年間を通じて海のレジャーを楽しめる環境が整っているが、冷水しか使えないシャワーは特に子どもを連れた家族にとってネックになる場面もあった。温水シャワーの整備により、そうしたハードルが一つ取り除かれた形だ。

JR仙巌園駅の開業を機に来訪者が増え続ける磯地区にとって、今回のリニューアルは地域の受け入れ態勢をさらに充実させる一手となった。バリアフリー対応や24時間利用可能な体制も含め、磯ビーチハウスは幅広い世代に開かれた施設へと進化している。これからの夏シーズンに向け、磯地区の魅力はいっそう高まりそうだ。

【動画で見る▶磯ビーチハウスが温水シャワーに対応 バリアフリー化・24時間利用も実現 JR仙巌園駅から徒歩圏内】

鹿児島テレビ
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