福島県飯舘村の緑に囲まれた森の中で結婚式を行ったのは、村で生活する三浦有矢さんと妻・美友さん。飯舘村で東日本大震災後初めて行われた結婚式は、2人の思いが詰まっていた。
結婚式の3日前。有矢さんと美友さんは準備に追われていた。美友さんは「私たちの住んでいる村の、暮らしのなかの一部というか、魅力を少しでも一緒に体感してもらえたらいいなと思って」と話していた。
6年前に地域おこし協力隊として飯舘村に移住した美友さんは、現在キャンドル作家として活動している。「暮らしていて感じる自然の風景とか、そういったものを作品に落とし込んでみたくて」と話す。
そして3年前に、この村で出会ったのが英語教師・有矢さんだ。
結婚が決まり、2人の共通の願いは「自然が豊かなこの村で結婚式を挙げたい」ということだった。
有矢さんは「飯舘で式を挙げることで、大切な人とかお世話になった人に安心してもらえるような式にしたい」という。
そして迎えた5月4日の結婚式。
式場は美友さんが手作りしたキャンドルで彩られた。0からすべて作り上げた、ユーモアたっぷりの結婚式は、多くの笑顔が溢れた。
有矢さんは「笑顔であったりとか、たくさんの顔を見られたというところで一安心」と話す。
また美友さんは「飯舘の自然であったり、暮らしの中で変わっていく風景も、じっくりと五感で感じながら暮らしていきたいと思います」と話した。
飯舘村に住み、飯舘村で出会い、飯舘村で夫婦に。
2人の二人三脚の結婚生活が始まる。