強風、積雪、季節外れの真夏日となったゴールデンウィーク後半戦。
2026年一番の強風となる中で、倒れた木が寝室の屋根を突き破る被害も起きています。

屋根を突き破り、ベッドに向かって一直線に刺さった木。
3日午後11時ごろ、和歌山・白浜町で、住宅の裏山で倒れた木が屋根を突き破って室内に達しました。

住人は「家から木が生えてるみたいな感じ。現状見たら余計びっくり」と話していて、倒木は強風の影響によるものとみられています。

千葉県のJR舞浜駅前ではヤシの木が激しく揺れ、5月の嵐に。
ゴールデンウィークも後半、5連休中日の4日「みどりの日」は、千葉市で最大瞬間風速28.5メートルと列島各地で2026年一番の強風が吹き荒れ、JR京葉線が一時運休となるなど、東京ディズニーリゾートに向かう人たちにも影響が及びました。

強風の影響はさらに拡大。
大型連休のお出かけを楽しむ人たちを直撃していました。

道路から車の姿が消えたのは、首都圏と房総半島をつなぐ東京湾アクアライン。
強風の影響で午前4時ごろから通行止めになり、その影響で千葉県を走る京葉道路が朝から大渋滞となりました。

また成田空港では、強風にあおられ、機体をふらつかせながら着陸する旅客機の姿が。
さらに、強風により着陸を断念して再上昇する「ゴーアラウンド」も相次ぎました。

また、神奈川・松田町を通る小田急小田原線では午前5時半ごろ、渋沢駅~新松田駅間で線路の架線の一部に金属製の板がもたれかかっているのが見つかりました。

金属板は縦7メートル、横が6メートルほどで、付近の駐車場の屋根が強風によって飛ばされたということです。

けが人はいませんでしたが、この影響で小田原線は秦野~小田原駅間の上下線で一時、運転を見合わせました。

さらに強風の影響で、ゴールデンウィークでにぎわう関東屈指の観光地・箱根へと向かうロマンスカーも一部運休となり、箱根旅行を楽しむ人たちにも影響が及びました。

お昼を過ぎても強風は続き、写真を撮ろうとしていた女性も、風で体が押されてしまっていました。

そして、強風による倒木被害も相次ぎました。

根元付近から折れ、遊歩道沿いの川の中に落ちていたのは高さ10メートルを超える大木。
午前5時過ぎ、神奈川・横浜市金沢区にある手子神社のものとみられる木の一部が折れ、倒れているのが見つかりました。

現場は京急金沢文庫駅から800メートルほどの住宅街。
木は川沿いに設置された柵を破壊して川に落下、撤去作業が続けられていました。

兵庫・淡路島では4日、自転車でツーリング中の男性が転倒し病院に運ばれましたが、意識不明の重体です。
男性と一緒にツーリングをしていた人は「突風にあおられた」と説明しているといいます。

自転車に乗っていたのは58歳の男性。
家族やツーリング仲間と4人で、淡路島を自転車で1周する、通称「アワイチ」をしていたところ突然、転倒。

当時、兵庫・洲本市では強風注意報が出されていました。

一方、3日夜に和歌山・白浜町で発生した、裏山の木が倒れて住宅の屋根を突き破る強風被害。
寝室の天井からは木が突き刺さっており、異様な光景です。

木は、ベッドで寝ていた男性のすぐ脇に倒れてきたということで、あと数cmずれていれば体に当たっていたということです。

まさに危機一髪、倒木が寝室を襲った当時の緊迫した状況について、住民は「寝ていた。で、ドーンという音とともにこれが刺さっていた。何が起きたのか全く理解できない。とにかく怖かった」と語りました。

当時家には家族5人がいて、寝室には男性と妻がいましたが、けがはありませんでした。

強風が吹き荒れ、5月の嵐となった列島各地では、お昼ごろから気温がぐんぐん上昇。
東京・練馬区では最高気温が30.5度まで上がり、2026年初の真夏日となる中、JR練馬駅近くの城址公園では大道芸人が集まるイベントが行われていました。

気温30度を超える暑さの中、真っ赤に燃え盛る炎のジャグリングに子供たちから上がる大歓声。

一方、東京・上野公園では、アツアツのグルメをそろえたイベント「ふるさと東京応援祭 第二回ご当地グルメ ギョーザVSからあげフェスin上野不忍池2026」が行われてました。

夏の暑さとなる中、チーズたっぷりのイタリアンギョーザを焼く男性は、「たぶんここは60度くらいある。鉄板自体は280度くらいあるので。暑いですね、もうサウナですね」と話し、振り向くと顔中に滝のような汗が噴き出していました。

まさにこのころ、東京都心も最高気温が28.4度まで上がり、2026年一番の暑さとなりました。

4日で3日連続の夏日となる中、帽子にネッククーラーと、真夏並みの暑さ対策をする女の子も。

連日気温がぐんぐん上昇する中、このゴールデンウィークに大混雑となっている意外な場所がありました。

東京・世田谷区の住宅街の一角に集まった人、人、人。
皆さんのお目当ては、東京23区唯一の渓谷「等々力渓谷」です。

3年前から倒木の影響で閉鎖されていましたが、3月下旬に通行を再開。
すると、口コミで評判が広がり連日大混雑となり、渓谷の入り口付近にあるフルーツサンドの店も連日の大行列に。

入り口に設置された温度計を見ると、地上の気温が27.3度なのに対し、渓谷の中は24.2度。
3度以上も涼しい、癒やしのスポットなんです。

一方、北海道・枝幸町では5cmほど雪が積もるなど、夏と冬が混在した2026年のゴールデンウィーク。
関東では日中の南風が夜からは北風に変わり、再び強風となる予想です。