「悔しい。見破れなかった。ハァ…という感じ」と話し、ため息をつく、長野県に住む20代の女性。
2026年3月、学費として貯めていたお金、約114万円をだまし取られました。
その相手というのが“大阪府警のアサダ”。
携帯電話にかけてきた「大阪府警のアサダ」を名乗る男は、「ミャンマーの詐欺事件の証拠の中に、あなた名義の銀行口座の情報がある」と切り出します。
女性が「身に覚えがない」と話すと、「容疑を晴らすため」と一転して親身に語りかけるアサダ。
そして、「無実を証明するため、事件の被害状況を再現する必要があり、お金がかかる。金はあとで返す」と語ると、暗号資産のビットコインを購入し、口座に入金するよう要求。
さらに「極秘捜査のため口外しないように」と言い、メールで秘密保持契約と書かれた書類も送信。
送信元は「大阪110」でした。
被害に遭った女性:
妙な安心感がずっとあって、“この人の言う通りにしていたら大丈夫だ”と変に信頼してしまった。
女性は約114万円を入金。
しかし、不安な気持ちが残っていたことから、警察に相談し、詐欺被害に気づきました。
長野県警によりますと、“ニセ警察”詐欺の被害は、若い世代にも広がっていて、SNSやテレビ電話などが使われるケースもあるといいます。
長野県警総合犯罪防止対策室・大谷竜司室長:
警察がSNSやテレビ電話を使って連絡することは絶対にありえません。捜査や調査の名目で金銭の要求をすることも絶対にありません。
県警は、詐欺電話などをブロックする対策アプリの活用などを呼びかけています。