北海道旭川市の旭山動物園の焼却炉で妻の遺体を焼却したとして、職員の男が死体損壊の疑いで逮捕された事件。

 焼却炉の中から見つかった妻の遺体の一部は、灰状ではなく、遺体の一部と確認できる程度の大きさであったことが新たにわかりました。

 死体損壊の疑いで逮捕されたのは、旭山動物園の職員・鈴木達也容疑者(33)です。

 鈴木容疑者は3月31日、妻の由衣さん(33)の遺体を動物園に運び込み、焼却炉で焼いた疑いがもたれています。

 今回、逮捕の決め手となったのは、焼却炉から見つかった由衣さんの遺体の一部です。

 鈴木容疑者は警察による任意の事情聴取に対し「妻の遺体を焼却炉で数時間にわたって燃やした」などと話していました。

 しかし、遺体を焼いたとされる3月31日以降も、動物の死骸を焼却するために焼却炉は複数回使用されていました。

 警察によりますと、焼却炉から押収されたものの中には動物の骨も混じっていて、その中から由衣さんの遺体の一部が見つかりました。

 それは灰状のものではなく、遺体の一部と確認できる程度の大きさだったということです。

 警察は裏付け捜査を進め、事件発覚から8日後の逮捕につなげました。

 鈴木容疑者は任意の取り調べで殺害をほのめかす供述もしていました。

 捜査関係者によりますと、由衣さんは事件前、鈴木容疑者から「残らないよう燃やし尽くしてやる」と言われたと親族に伝えていたということです。

 なお、夫婦の間柄に関して、これまでに警察への相談歴はないということです。

 警察は遺体が一部しか見つかっていないことや殺害をほのめかす供述があることから、殺人の疑いも視野に捜査員141人態勢の捜査本部を設置しています。

 捜査幹部は「今回集められた証拠が一つでもなければ、もっと長期化した可能性もある」と話しています。

 今後は、発見された遺体の一部からどのような分析ができるのか、事件解明につながる手がかりを見つけられるかが焦点です。

 4日連続で家宅捜索が行われた鈴木容疑者の自宅との関連性など、捜査は慎重に進められています。

北海道文化放送
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