現職・新人の計4人が争った越知町長選挙は4月19日、投開票され、現職の小田保行さん(65)が勝利を決めました。
小田さんは自身が初当選した2014年以来12年ぶりの選挙戦を制し、4回連続当選です。
投票率は70.2%でした。(前回2014年は77.77%)
小田さんは集まった支援者を前に「これからが越知町の正念場。次の4年間、しっかりとリーダーシップを取り、“オール越知”でいきたい」と語りました。
今回の選挙は任期満了に伴うもの。越知町長選が「四つどもえ」となったのは1970年以来56年ぶりでした。
《得票数》
小田保行(無・現)1645.088票
岡林祐一(無・新)181票
岡林信一(無・新)147票
小田壮一(無・新)907.911票
《小田さんの当選あいさつ》
結果は多くの町民の皆さまのご支持をいただいたということだと思っております。後援会の皆さんはじめ、支援者の方々、草の根のように動いてくださった皆さま方のおかげだと思っております。本当に感謝を申し上げます。ありがとうございます。
3期12年という期間、これが長い短いは別として、今非常に物価高騰であるとか、人口減少、大きな課題が本町もございます。
日本全国が人口減少という大変厳しい社会情勢になる中で暮らしが非常に苦しい。その現実をしっかりと受け止めて、子育て支援や教育、子どもたちが本当に教育を受けやすい環境づくりをする。そして高齢者の皆さんが安心をして生活ができる。これまでいろんなことをやらせていただきました。
私の出発点は「越知町がいつの間にか素通りされる町になった」、そういったことを多くの町民の皆さんから聞く中で、やはり越知町の知名度を上げるということ、そこを一番に考えました。
滞在をしていただいて越知町の商工業者に少しでも経済効果が現れるようにという思いで観光事業もやってまいりました。そういったことを町民の皆さまから一定、評価をいただいたと思っております。
加えて、越知町も昭和の合併以来、人口減少、2分の1以下…一番多い時は1万3000人でありました。今は5000人を切るという現実がございます。
このことにつきましては町を挙げて、町民が一丸となって対応する。それしかないと思っています。
行政、そして議会。この両輪がしっかりとかみ合わないと、まずはダメだと思っています。そのうえで町民の皆さまにもご理解をいただいて、やっぱり越知町に住んでよかったと思える人たちがしっかりといる。そして、働く世代の人口比率がこれから上向いていく。そういった政治をやってまいりたい、そのように思っています。
このことは行政が旗を振っても簡単にいくことではないと思っています。どうか町民の皆さまには、「出ていった子どもたちがおれば、越知に戻って生活をしながら都市、あるいは海外と仕事をする」、そういったことを念頭に協力をいただきたいと思っております。
何はともあれ、これからが越知町の正念場だと思っております。
次の4年間、しっかりとリーダーシップを取り、議会の皆さまのご協力・ご支援を得て、そして町民の皆さまの信頼をしっかりといただいて、“オール越知”でいきたいと考えております。
《報道陣とのやりとり》
Q.これからの任期で取り組みたいことは?
まだまだ物価高騰が続きますので、状況を見ながら、国・県との連携の中で町民の皆さま方の暮らしが、少しでも生活しやすい環境を整えることがまず第一だと思っています。
そして、「選ばれる町」ということ。移住者もそこそこいますけれども、人口の社会減は続いております。そこはしっかりとした政策を打っていく必要がある。
そして、やはり防災減災対策。これは高知県で初めての取り組みですけれども、海岸部ではない中山間地域が事前防災まちづくり計画を作ります。そのうえで、町民の皆さまの命を守る。そういったことをしっかりとやりたい。
もちろんインフラ整備もまだまだ課題があります。国道、県道、町道等、安全に逃げられるということ。あるいは支援をしていただけるという意味では、道路事情はしっかりしたものでないと、これまで災害にあわれた東日本であるとか、熊本、能登半島…特に能登半島の状況というのが我々の仁淀川エリア、すごく似たところがあります。
道路の被害状況、私たちは近隣の町村と一緒に見てきました。こうなるんだっていうのが実感できていますので、やはり命が何よりも大事でありますので、そこもしっかりやりたいと思っております。
Q.継続して注力していく分野は?
やはり子どもたちの声が聞こえる、聞こえない、大きな差があるんです。ですから、子どもたちが伸び伸びと育って、越知で子育て・教育をぜひしたいという世代に移住をしてほしい、あるいは、戻ってきてほしい。Iターン、Uターンですね。
空き家も非常に増えていますので、住宅の耐震化。あるいは、新築住宅を建てるにしても、その辺りの補助制度をこれまでと同様、またそれ以上に、できることをやっていきたいと思っています。
Q.子育て世代の移住を具体的に
子育てって、教育もそうですけど、本当にお金かかりますよね。負担が大きい。親が子どもを育てるのに、できるだけ負担のかからない形にしていきたい。
教育の質も、今、教育委員会で取り組んでいますけれども、充実を図っていき、ふるさとに戻って子育てしたいとか、あるいは、都市部の方々が「越知町って自然豊かで、子育てに力を入れてるんだ」と認識してほしいと思っています。
Q.12年ぶりの選挙戦でした
12年前は(町役場を)退職をして3、4か月の期間がありましたが、今回は現職という立場なので、公務をやりながら選挙戦を戦うということでした。
私としても初めての経験・体験でしたので、後援会はじめ、家族、それぞれが盛り上げてこの選挙戦を戦ってくれたところがこれまでと違う、大きな違いであります。
Q.勝因は?
12年の間に一定、越知町に滞在をしてお金を落としてくれる方たちがいらっしゃるということも大きいと思いますし、子育て、それから高齢者福祉、そういったことを、細かいことであっても、いろいろとやらせていただきました。そのことを町民の皆さまが、「続けてやれ」という判断をされたんだと思っています。
Q. 他の3陣営に約1200票が流れました
多選のご批判があるということと、「そんなに越知町自体に経済効果があってるのか?」という疑問を持たれている町民の方々もいらっしゃると思う。
そこはご理解は得なければならないと思っていますけれども、計画を作ってPDCAをしっかり、今もやってますけれども、やる中で改めるべきところは改めます。
そしてさらにプラスすべきところには上乗せをしていく。また、効果がある事業と思うことには、これまでと同様に、いや、それ以上に挑戦をしていきたい。
私の強みは国や県、地元国会議員の先生方との信頼関係ができたということ。近隣市町村との連携もうまくいっています。
そういった強みを生かしていく。「継続は力」と言いますけれども、やっぱり継続するということの上にプラスアルファをして、これまで以上にしっかり町政運営をしてまいりたい。