4月は習い事を始める子どもも多い時期。今回、注目したのが料理教室。そこには、子ども達の生きる力を育む体験が待っていた。
■子供に任せる
福島市で行われた子どもの料理教室「シェフ・きっず」。4歳から10歳まで8人の子ども達が参加し「そぼろ丼」と「スイーツ」作りに挑戦した。
この料理教室で最も大切にしているのが…講師は『手を出さない』『口を出さない』『目をかける』ということ。子どものやりたい気持ちや、考えを尊重する。
時には失敗したり立ち止まったりしながらも、みんなで助け合って完成へと近づける。
■達成感が自信へ
講師の甲田彩織さんは、2人の子どもを育てるママで元々は公務員。自身の子どもを料理教室に通わせた経験をきっかけに、講師という道へ転職した。
「料理教室から帰ってきた顔をみたら、すごく笑顔で自信に満ち溢れていた。料理が得意になったというよりも『僕こんなことができたよ』というその気持ちを感じて、私まで幸せな気持ちになった」と甲田さんはいう。
自分の手でつくる喜びが、達成感と自信へ繋がっていくようだ。
料理を通して広がる、子どもの可能性と親子の笑顔。参加した子どもからは「みんなで作ったところが好きだった」「お母さんに食べてもらえてうれしい」との声が聞かれた。また保護者は「私がキッチンに立っていると来てくれるようになってお手伝いしてくれる。自信を感じる」と話す。
甲田さんは「自分の子どもにいろいろ体験させてあげたいというお母さん。あとは、子どもが得意なことを一緒に知っていきたいなと思っているお母さん。来ていただければ一緒にサポートしてやっていきます」と話した。
■子供の“やりたい”を尊重
「将来のためとか、周りがやってるからとかではなくて、子どもの内面から湧き出してくる“やりたい”を尊重してあげるのが習い事」
こう話すのは、YouTube登録者数・約60万人。『12人産んだ助産師HISAKOの子育てチャンネル』を配信しているHISAKOさん。
習い事は『夢中になれること』が何よりも価値のあるものだという。
「習い事が楽しいと感じたら、子どもは集中する。この集中力・夢中になれることが、後々の学習や本当の意味での習い事の土台になっていく」と話す。
■小学1年生から始める
習い事を始めるタイミングについて、HISAKOさんは『小学一年生』がベストだという。
「例えばスイミングで、コーチがバタ足をするときにお膝をパタンパタンするんじゃなくて、足の付け根から大きく動かしごらんって言ったとします。その意味を3~5歳は分からない。それが6歳になると、コーチの言ってることを理解して、それをやってみることができ始める。そうすると理解してチャレンジするから、もちろん伸びますよね。自己肯定感もある」と説明する。
一方、未就学の時期はたくさん体を動かし、遊びや関わりの中で五感を育てながら心と体を育んでいくことが一つの習い事だという。