国内初のヒューマノイドの展示会で、アメリカと中国が先行する中、日本のスタートアップも存在感を見せ始めています。
17日まで東京ビッグサイトで開催されている、日本初の展示会「ヒューマノイドロボット EXPO」。
労働現場の人手不足という課題解決に向けて25の企業が最先端技術を展示しています。
中国のロボット大手Dobotが開発した「Atom」というロボットは、VR技術で動きをリアルタイムに反映させるだけでなく、学習したデータやカメラの映像をなどを基に人が指示をしなくても色や物体を識別し、自律的に仕分けなどの作業を行います。
「Atom」の代理販売や導入支援などを手掛ける企業、アスカ ロボットシステム事業部 営業部の波多野良明課長は「モノ自体は海外製で中国やアメリカで仕上げてくるので、日本の現場に投入できるようにお客さまのリクエストを聞いてやっていきたい」と話します。
ヒューマノイドの世界市場は2035年に約3兆5000億円規模に拡大すると予測され、アメリカと中国の間では開発競争が激化。
では、日の丸技術はどのように存在感を高めるのか。
鍵を握るのが、スピード感をもって動くスタートアップの存在です。
人の動きを再現するヒューマノイドを調達しデータの収集などを行うスタートアップのブースでは、カメラなどで得た情報を分析し、AIロボットの学習に使える最適なデータを企業に提供します。
FastLabel ロボティクスAI事業本部・塚本賢一郎事業開発部長:
日本の産業でしっかりAIを使っていくためには、現場データ(の収集)など日本独自の戦い方があると思っていて、生成AI・自動運転も同じようにビジネスしていたが、領域を広げていく必要がある。
一方、人だかりができていたのは日本の企業が開発した国産ヒューマノイド。
AIには2年前に立ち上がったばかりのスタートアップが開発した技術を活用しています。
担当者は、企業同士がタッグを組むことで日本の新たな価値が生まれるといいます。
Prox Industries Inc. 東大地CTO:
日本はものづくりが強いので、色々な会社とコラボ・連携しながら日本が一体となり団結できれば、中国やアメリカに勝てるのではないか。
今回の展示会でも講演会や出展企業同士の交流会なども実施され、ヒューマノイド分野での可能性を広げています。
ヒューマノイドロボット EXPO・下田アトム事務局長:
(出展企業が)色々と意見交換の場を設けることによって、様々な知見・コラボレーションも展示会を通じて起こせたらいいと思う。