大手化学メーカー「旭化成」(東京)の工藤幸四郎社長は、4月15日に東京で行われた経営説明会で、個人的な見解としたうえで、6月中旬、あるいは6月末ぐらいまで原油由来のナフサの調達のめどが立ったことを明らかにしました。
倉敷市の水島コンビナートには、旭化成と三菱ケミカルが、ナフサからエチレンなどを共同生産している設備がありますが、現時点で6月中旬まで稼働できるとの見通しも示しました。この生産設備では3月から稼働率を引き下げています。
エチレンはプラスチックや石油化学製品の基礎材料で、原料は原油由来のナフサです。石油化学工業協会(東京)の2024年の統計によりますと、日本はナフサの6割を輸入に頼っています。国別でみるとアラブ首長国連邦やクウェート、カタールなど中東が73.6%となっています。