過疎地域の医療を維持しようと、鳥取県若桜町で新しい移動オンライン診療が導入されました。
看護師が医療器具などを乗せた車で患者のもとに向かい医師は、モニター越しに診察するというもので、4月から本格運用が始まっています。

若桜町の中心部からおよそ10キロ離れた山あいの施設に停められた車。

車内には、看護師と患者がいて、医師は町の中心部にある診療所からモニター越しに診察しています。

若桜町が主体となって4月3日から、本格運用を始めた移動オンライン診療。
町内には、「病院」はなく2つある診療所も町の中心部にある若桜町で自力での移動が難しい高齢者や冬の大雪の時など通院が難しい患者の一助になればと導入されました。

診療に使うのは、町が約1000万円かけて導入した「マルチタスク車両」。
複数の役割をこなせるよう整備された車です。
車内にはビデオ通話用のタブレットや遠隔で患者の心臓の音・心音を聴く聴診器など様々な医療器具が搭載されています。

運用の初日には早速、高齢の患者1人が定期健診を受けていました。

86歳の患者:
足が悪いので助かります。

こうした患者の負担軽減に加え医師の方も訪問診療と違って移動の必要がないため、一日に診察できる患者の数が増えるメリットもあるということです。

わかさ生協診療所・尾坂妙子医師:
機会の精度もとてもいいですし、安心して過ごして頂ける方法の一つになるかと思う。

若桜町・上川元張町長:
移動に困難を抱える方がこれから増えていくと思うので、デジタルを備えた車両を出張サービスとして使っていこうと。その中の一つとしてまずはオンライン診療を始めた。

若桜町では「マルチタスク車両」を使ったこうしたオンライン診療を充実させるとともに、今後は多用途車両の特性を生かして各種の行政手続きや選挙の期日前投票などでも使っていければとしています。

TSKさんいん中央テレビ
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