アメリカ・トランプ大統領は29日、記者団に対してイランとの「合意は近い」との見通しを示した。
こうした中、ホルムズ海峡封鎖の代替ルートとして紅海を経由した最初の原油タンカーが日本に到着した。しかし、親イラン武装組織フーシ派による新たな不安が広がっている。

トランプ大統領 楽観的見通しも「カーグ島」に言及

29日、激しく破壊された建物。

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攻撃を受けたのは、イランの首都テヘランにある科学技術大学だ。

先制攻撃から1カ月が過ぎても戦闘が続く中、トランプ大統領が楽観的な見通しを示した。

記者:
今週中にイランと合意は見込める?
アメリカ・トランプ大統領:
見込める。近いうちに成立する可能性がある。

「合意は近い」との認識を示す一方で、イギリスの経済紙「フィナンシャル・タイムズ」の取材に対してはイランの原油輸出拠点である「カーグ島」を制圧する可能性に言及した。

事態の長期化が懸念される中、“もうひとつの海峡”にも暗雲が垂れ込めている。

愛媛県の製油所に28日到着したタンカー。

戦闘開始後、事実上の封鎖状態となっているホルムズ海峡を通らず、サウジアラビア西側の紅海を通って日本に到着した最初の1隻だ。

太陽石油四国事業所・石川純一所長:
こうして無事に原油を受け入れられることに率直に安堵している。

“代替ルート”に新たな脅威

しかし、この代替ルートにも大きな不安要素がある。

それが、紅海に面するイエメンの親イラン武装組織「フーシ派」の参戦だ。

フーシ派報道官:
敵が犯罪的攻撃と侵略をやめるまで、我々は軍事作戦を続ける。

28日、イスラエルに向けてミサイルを発射したと発表した「フーシ派」。

2023年、パレスチナ自治区ガザでの戦闘が始まると、イスラム組織ハマスに連帯を示し、紅海で親イスラエルの貨物船やタンカーなどを攻撃した。

双方は一時停戦したものの、今回の参戦で再び紅海が戦いの場となる可能性がある。 
(「イット!」3月30日放送より)

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