賃料が安く外国人住民が多い日本の団地で、本格的な外国料理を楽しめる「異国の団地グルメ」が広がっている。
埼玉・三郷市のみさと団地ではリベリア料理、愛知・豊田市の保見団地ではブラジル料理など各地で異国の味が楽しめる店が増えているという。

みさと団地にある本格アフリカ料理店が人気

スパイスたっぷりの真っ赤なライスに、丸々1匹の魚の素揚げが添えられた日本ではなじみがないアフリカ料理。

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取材班:
本格的なアフリカの料理が楽しめるこちらのお店、実は団地の一角にあります。

今、団地で本格的な外国料理が味わえる“異国の団地グルメ”が広がっている。

埼玉・三郷市にある「みさと団地」の一角にあるのは、アフリカ料理専門店「リベリア アフリカン」。
厨房に立つのは、リベリア出身のプリンセス・ゲフティさんだ。

「リベリア アフリカン」プリンセス・ゲフティさん:
フフでバナナとキャッサバ。

人気メニューの1つ「フフとあっさりスープ」1700円(税込み)。
牛肉やエビなどの魚介でだしを取ったスープに、料理用バナナを練ったアフリカの主食「フフ」が入った優しい味わいのリベリアの家庭料理だ。

おすすめに従い、取材班も現地流で手でいただいた。

取材班:
スパイスがたくさん混じったスープがからみついて、とても刺激的な味ですが、日本人にも好まれると思います。

人気メニューの1つ、スパイスの香りが食欲をそそる「ジョロフ・ライス」1500円(税込み)。
トマトベースのスパイシーなご飯に添えられているのは、淡水魚ティラピアの素揚げだ。

異国の味を楽しみに訪れたという地元のお客さんは、ティラピアの素揚げを実食していた。

客:
うまい。さっぱり系。

客:
いろんなところの料理を食べられたら楽しいと思うので、こういうところがあるのはうれしいですね。

2年前、プリンセスさんはみさと団地にお店を構えた。

なぜ団地にお店を開くことになったのか。

「リベリア アフリカン」プリンセス・ゲフティさん:
夫と私がレストランを開くと決めた時、この場所は賃料が安かったから開くことができた。団地は安いです。

隣の草加市には、アフリカ人コミュニティーがあることや、賃料が安いという理由で団地に店舗を構えることにしたという。

広がる団地グルメ…食を通じた交流に期待

家賃が安く、さまざまな国の外国人が住むようになった日本の団地。

プリンセスさんもお店を構えるみさと団地に住んでいる。

こうした異国の団地グルメは、ほかの地域にもあった。

ブラジル人が多く住む愛知・豊田市の保見団地では、団地内にブラジル料理店「ランショネテ・チア・ジョ」がある。

また東京・江東区にある大島四丁目団地内には、パキスタン料理専門店「ハビビ ハラル レストラン」があり、マトンカレーなど本格的なパキスタンカレーが楽しめる。

遠い異国の味が近所で楽しめる団地グルメ。

団地の日本人住民はどう思っているのか。

団地の住民:
たまには行ってみようかなと思う。おもしろいじゃない。

一方、団地に外国人住民が増えたことで、ごみ出しや騒音などのトラブルが起きた地域もある。

日本で働く外国人が増える中、プリンセスさんはこうした問題が起きないよう、食を通じた交流を続けていきたいという。

「リベリア アフリカン」プリンセス・ゲフティさん:
アフリカに訪れたことがない日本人にアフリカ料理を食べてほしくて、このお店を始めました。日本のお客さん、来てください。
(「イット!」3月24日放送より)

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