プレスリリース配信元:医療法人社団鉄結会
皮膚科医が解説するマスク肌荒れの予防法と治療法、正しいスキンケアで花粉シーズンを乗り切る
【結論】本調査のポイント
【結論】マスクで肌荒れする主な原因は、摩擦・蒸れ・乾燥の3つです。予防には保湿剤の塗布と肌に優しい素材のマスク選びが有効で、ニキビや湿疹が悪化した場合は皮膚科での治療が推奨されます。花粉症患者の場合、マスクを外すと花粉の影響を受けるため、マスク着用を継続しながら適切なスキンケアで対処することが重要です。
・マスク着用で肌トラブルが悪化した花粉症患者は72.0%に達した
・マスク肌荒れの原因として85.7%が「摩擦」を認識している
・適切な対策を行っている人はわずか34.3%にとどまった
用語解説
■ マスク肌荒れ(マスクネ)とは
マスク肌荒れとは、マスクの長時間着用により生じる肌トラブルの総称である。摩擦による物理的刺激、蒸れによる細菌繁殖、マスク着脱時の乾燥が主な原因で、ニキビ、湿疹、かぶれ、毛嚢炎などの症状が現れる。英語では『Maskne(マスクネ)』とも呼ばれる。
■ 接触性皮膚炎とは
接触性皮膚炎とは、外部からの刺激物質やアレルゲンが皮膚に接触することで生じる炎症性の皮膚疾患である。マスクの素材や化学物質によるかぶれもこれに分類され、赤み、かゆみ、水疱などの症状が特徴的である。
■ バリア機能とは
バリア機能とは、皮膚が持つ外部刺激や異物の侵入を防ぎ、体内の水分蒸発を防ぐ防御機能である。角質層の細胞間脂質や天然保湿因子が重要な役割を果たし、この機能が低下すると肌荒れや乾燥を引き起こしやすくなる。
マスク肌荒れの症状別・対処法比較

※一般的な目安であり、個人差があります。症状が改善しない場合は皮膚科を受診してください。
医療法人社団鉄結会が運営するアイシークリニック(新宿院・渋谷院・上野院・池袋院・東京院・大宮院)は、花粉症シーズンにおけるマスク肌荒れに関する実態調査を実施しました。花粉症対策としてマスクが欠かせない一方で、長時間のマスク着用による肌トラブルに悩む方が増加しています。本調査では、花粉症患者がマスク着用によってどのような肌トラブルを経験しているか、またその対処法について明らかにしました。
調査背景
日本では国民の約4割が花粉症を罹患していると言われ、特に2~4月のスギ・ヒノキ花粉シーズンはマスク着用が欠かせません。しかし、長時間のマスク着用は摩擦や蒸れによる肌トラブルを引き起こすことが知られており、花粉を避けるためにマスクを着用しながらも肌荒れに悩むという二重の苦しみを抱える方が少なくありません。当院では花粉シーズンにマスク肌荒れで受診される患者様が増加していることから、その実態と適切な対処法を広く周知するため本調査を実施しました。
調査概要
調査対象:花粉症の症状があり、花粉シーズンにマスクを着用する全国の20~60代の男女
調査期間:2026年2月16日~2月25日
調査方法:インターネット調査
調査対象人数:300名
調査結果
【調査結果】花粉症患者の72.0%がマスク着用で肌トラブル悪化を経験
設問:花粉シーズンのマスク着用により、肌トラブルは悪化しましたか?

花粉症患者の7割以上がマスク着用によって肌トラブルの悪化を実感していることが判明しました。花粉から肌を守るためのマスクが、別の肌トラブルを引き起こすという矛盾した状況が生じており、適切な対策の必要性が示唆されます。
【調査結果】最も多い症状は「ニキビ・吹き出物」で31.3%
設問:マスク着用によって経験した肌トラブルの症状は何ですか?(複数回答可・上位5項目を単一回答として再集計)

ニキビ・吹き出物が最多となり、マスク内の蒸れによる細菌繁殖が主要因と考えられます。乾燥・かさつきも26.7%と多く、マスク着脱時の急激な湿度変化が肌のバリア機能を低下させていることがうかがえます。
【調査結果】85.7%が「摩擦」を主要原因と認識、次いで「蒸れ」が重要視
設問:マスク肌荒れの原因として、最も影響が大きいと思うものは何ですか?

摩擦と蒸れを合わせると71.0%に達し、多くの方がマスクによる物理的刺激と高湿度環境を肌荒れの主因と認識しています。実際にこの2つは医学的にもマスク肌荒れの主要因とされており、認識と実態が一致していることがわかります。
【調査結果】適切な対策を実践している人はわずか34.3%
設問:マスク肌荒れ対策として、実践していることはありますか?

4割以上が対策を行っておらず、さらに11.0%が対処法を知らないと回答しました。花粉症患者の多くがマスク肌荒れに悩みながらも、適切な予防策を講じていない実態が明らかになりました。正しい知識の普及が急務です。
【調査結果】皮膚科を受診した人は23.0%、6割以上がセルフケアのみで対処
設問:マスク肌荒れで皮膚科を受診したことはありますか?

皮膚科を受診した人は4人に1人にとどまり、6割以上がセルフケアのみ、もしくは放置していることがわかりました。マスク肌荒れは適切な治療で改善が見込めるため、症状が続く場合は早めの受診が推奨されます。
調査まとめ
本調査により、花粉症患者の72.0%がマスク着用によって肌トラブルの悪化を経験していることが明らかになりました。主な症状はニキビ・吹き出物(31.3%)、乾燥・かさつき(26.7%)であり、原因として摩擦(38.7%)と蒸れ(32.3%)が広く認識されています。しかし、適切な対策を実践している人は34.3%にとどまり、42.0%は特に対策をしていないと回答しました。皮膚科を受診した人も23.0%と少なく、多くの花粉症患者がマスク肌荒れに悩みながらも適切な対処ができていない実態が浮き彫りになりました。花粉シーズンを快適に過ごすためには、正しい知識に基づいた予防策と、症状に応じた適切な治療が重要です。
医師コメント|アイシークリニック 高桑康太医師
皮膚科医として15年以上の臨床経験から申し上げると、マスク肌荒れは適切な予防と早期治療で十分にコントロール可能な症状です。花粉症の方は花粉対策としてマスクが必須ですので、マスクを外すのではなく、正しいケアでマスクと上手に付き合うことが大切です。
マスク肌荒れの主な原因は、摩擦・蒸れ・乾燥の3つです。摩擦はマスクの縁が肌に擦れることで角質層を傷つけ、バリア機能を低下させます。蒸れはマスク内が高温多湿になることで細菌が繁殖しやすくなり、ニキビや毛嚢炎を引き起こします。乾燥はマスクを外した際に急激に水分が蒸発することで生じます。
予防の基本は、保湿剤をマスク着用前に塗布することです。ワセリンやセラミド配合の保湿剤が摩擦から肌を守り、バリア機能を補強します。マスクの素材選びも重要で、不織布マスクの内側にガーゼやシルクのインナーを挟むと摩擦を軽減できます。また、汗をかいたらこまめにマスクを交換し、清潔を保つことも大切です。
すでにニキビやかぶれが生じている場合は、セルフケアでは改善が難しいケースもあります。特に2週間以上症状が続く場合、広範囲に症状がある場合、痛みや膿を伴う場合は皮膚科受診をお勧めします。適切な外用薬の処方により、多くの場合1~2週間で症状は改善します。
花粉症の方は、マスクを外すと花粉による肌荒れ(花粉皮膚炎)のリスクもあるため、マスク着用を続けながら適切なスキンケアで対処することが最善の方法です。
【エビデンス】日本皮膚科学会の診療ガイドラインでは、接触性皮膚炎やアトピー性皮膚炎の管理において保湿剤によるスキンケアの重要性が強調されています。また、ニキビ治療においては、外用抗菌薬や過酸化ベンゾイル製剤などの適切な外用療法が推奨されており、セルフケアで改善しない場合は専門的な治療が必要とされています。
マスク肌荒れを防ぐ3つの予防策
・マスク着用前にワセリンやセラミド配合保湿剤を塗布する
・肌に優しいシルクやガーゼ素材のインナーマスクを使用する
・汗をかいたらマスクをこまめに交換し、清潔を保つ
皮膚科受診を検討すべきサイン
・2週間以上症状が改善しない場合
・痛みや膿を伴うニキビがある場合
・広範囲に赤みや湿疹が広がっている場合
高桑 康太(たかくわ こうた)医師
皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
・ミラドライ認定医
臨床実績(2024年時点、累計)
・皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上
・腋臭症治療:2,000件以上
・酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
略歴
・2009年 東京大学医学部医学科 卒業
・2009年 東京逓信病院 初期研修
・2012年 東京警察病院 皮膚科
・2012年 東京大学医学部附属病院 皮膚科
・2019年 アイシークリニック 治療責任者
監修領域:皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
よくある質問(Q&A)
Q1. マスクで肌荒れする原因は何ですか?
A. マスク肌荒れの主な原因は、摩擦・蒸れ・乾燥の3つです。
今回の調査でも、回答者の38.7%が「摩擦」、32.3%が「蒸れ」を主要原因と認識していました。マスクの縁が肌に擦れることで角質層が傷つき、バリア機能が低下します。
また、マスク内は呼気により高温多湿になり、細菌が繁殖しやすい環境となります。さらに、マスクを外した際に急激な水分蒸発が起こり、乾燥を引き起こします。
Q2. マスク肌荒れを防ぐ方法は何ですか?
A. 保湿剤の塗布と肌に優しい素材のマスク選びが効果的です。
調査では適切な対策を実践している人は34.3%にとどまりました。予防の基本は、マスク着用前にワセリンやセラミド配合の保湿剤を塗布することです。これにより摩擦を軽減し、バリア機能を補強できます。また、不織布マスクの内側にシルクやガーゼのインナーを挟むと肌への刺激が和らぎます。汗をかいたらマスクをこまめに交換することも重要です。
Q3. マスクによるニキビの治し方は?
A. 軽症はセルフケアで対処可能ですが、2週間以上続く場合は皮膚科受診が推奨されます。
調査では、マスク肌荒れで最も多い症状がニキビ・吹き出物(31.3%)でした。軽症の場合は、洗顔の徹底とノンコメドジェニック(毛穴を詰まらせにくい)製品の使用が有効です。しかし、市販薬で対処した人が28.3%いる一方で、皮膚科を受診した人は23.0%にとどまっています。2週間以上症状が続く場合や、痛み・膿を伴う場合は、外用抗菌薬などの適切な治療のため皮膚科を受診してください。
Q4. マスク摩擦による肌荒れの対策は?
A. 保湿剤による保護とマスク素材の工夫が効果的です。
調査では38.7%の人が摩擦を肌荒れの主要原因と認識していました。対策としては、まずマスクが当たる部分(頬骨、鼻、耳の後ろ)にワセリンを塗布し、摩擦から肌を保護します。マスクサイズの見直しも重要で、小さすぎるマスクは摩擦を増加させます。また、シルクやガーゼ素材のインナーマスクを使用すると、不織布の直接接触を避けられます。現在19.0%の人が保湿剤を、15.3%が肌に優しい素材のマスクを使用しており、これらの対策の普及が望まれます。
Q5. 花粉症でマスクが外せないときはどうすればいい?
A. マスクを外すのではなく、適切なスキンケアでマスクと上手に付き合うことが重要です。
花粉症患者の72.0%がマスク着用で肌トラブルの悪化を経験していますが、マスクを外すと花粉による肌荒れ(花粉皮膚炎)のリスクがあります。そのため、マスク着用前の保湿、こまめなマスク交換、帰宅後の洗顔と保湿ケアを徹底することが大切です。症状がひどい場合は皮膚科を受診し、マスク着用を継続しながら適切な治療を受けることをお勧めします。
放置のリスク
・マスク肌荒れを放置すると、慢性的な湿疹や色素沈着に発展する可能性がある
・炎症を伴うニキビを放置すると、ニキビ跡(瘢痕)が残るリスクがある
・バリア機能の低下により、花粉皮膚炎など他のアレルギー症状を併発しやすくなる
こんな方はご相談ください|受診の目安
・市販薬やセルフケアで2週間以上症状が改善しない場合
・痛みや膿を伴うニキビ、広範囲の赤みや湿疹がある場合
・かゆみが強く、日常生活に支障をきたしている場合
クリニック案内
アイシークリニックの特徴
・皮膚科医による丁寧な診察と、症状に合わせた適切な治療薬の処方
・新宿・渋谷・上野・池袋・東京・大宮の6院展開で通いやすい立地
・保険診療対応で、患者様の負担を軽減した治療を提供
・花粉症による皮膚トラブル全般(花粉皮膚炎、マスク肌荒れ等)に対応
各院情報
アイシークリニック新宿院:東京都渋谷区代々木2-5-3 イマス葵ビル2階
アイシークリニック渋谷院:東京都渋谷区渋谷3-16-2 ニュー三水ビル5階
アイシークリニック上野院:東京都台東区東上野3-16-5 サンク・ユービル1F
アイシークリニック池袋院:東京都豊島区南池袋2-15-3 前田ビル9階
アイシークリニック東京院:東京都中央区日本橋3-6-2 日本橋フロント3階
アイシークリニック大宮院:埼玉県さいたま市大宮区大門町1-60 福美メディカル2階B区画
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