かつて富山県の老舗温泉旅館を運営していた有限会社寺尾温泉(富山市島田)が破産開始決定を受けました。負債総額は約34億6000万円に上っています。

東京商工リサーチ富山支店によりますと、1927年に砺波市井栗谷で温泉旅館「寺尾温泉」として開業し、1966年に法人化。事業拡大を図り、射水市にホテル天竜、富山市内にホテルキングを開業。1993年には売上高約15億円を記録していたということです。
しかし、バブル崩壊後の消費低迷とレジャーの多様化により利用客が減少。2014年に本館の寺尾温泉を閉館しました。

その後、寺尾温泉を別会社への施設賃貸で収入を得ていましたが、ファッションホテル2館は老朽化により休業状態となっていました。
2023年の売上高は約1700万円まで縮小。過去のホテル施設改修費用などで借入金が約34億円に膨らみ、返済の見通しが立たないため、3月5日に富山地裁から破産開始決定を受けました。
負債総額は債権者17名に対して34億5928万円ということです。
寺尾温泉の旅館は、現在、別の会社が営業を続けています。
(富山テレビ放送)
