小学生にとって「大人になったらなりたい職業」は、夢と希望が詰まった大切なテーマ。

2025年も第一生命による「小学生がなりたい職業ランキング」が発表された。

果たして、子どもたちが憧れる職業とは?

2025年版!小学生のなりたい職業ランキング

2025年のランキングでは、女の子の1位は5年連続で「パティシエ」。

お菓子作りが好きな子どもたちにとって、ケーキやスイーツを作る仕事は夢のような職業だ。

では、男の子の1位は何だろうか? こちらも5年連続で変わらず「会社員」!

意外というよりは、今の子どもたちは現実を見ているのだろうか。

ランキングの中で、順位が上がった職業も。

男の子3位の野球選手は、実は2019年以来のベスト3入りを果たした。

女の子5位の歌手・アイドルは、去年の10位から大幅に順位を上げている。

というのも、世の中のトレンドが、子どもたちの夢にも影響を与えているようだ。

小学生のなりたい職業ランキング
小学生のなりたい職業ランキング
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憧れの人ランキング!栄えある1位に輝いたのは?

「憧れの人」ランキングを見ると、2位・3位・5位には「お父さん」「お母さん」「両親」がランクイン。

子どもたちにとって、一番身近な存在が憧れであることがうかがえる。

人気ユーチューバーの「ヒカキン」さんが4位にランクイン。子どもたちにとって、動画を通じて楽しませてくれる彼の存在は特別なようだ。

ダントツの1位に輝いたのは大谷翔平選手! さらに、過去最多となる35人のプロ野球選手の名前が挙がるなど、スポーツ界の影響力も強いことが分かる。

では街の方は、子どものころどんな夢を抱き、実際はどんな仕事についたのか、調査してきた。

“憧れの人”ランキング
“憧れの人”ランキング

「小学生の頃の夢はなんでしたか?」街の人に聞いてみました

■ランキングを見た街の人は

【30代女性】
「会社員!?会社員になりたいの?ユーチューバーかなって思ってたけど、会社員なんだ。」

【8歳の女の子】
「(Q将来の夢は?)漫画家。絵が描けるから」

【8歳の親 30代女性】
「(Q小学生の時の夢は?)私、漫画家になりたかったです」

小学生の時は、長女と同じく漫画家を夢見ていたこちらの女性。

【8歳の親 30代女性】
「今カナダに住んでて、札幌に遊びに来てるんですよ。英語を話している人の世界を見たかった。ちょっと英語話せる人と世界が違うかなって思って」

カナダへ移住して26歳で結婚。ふたりの娘を授かった。

【8歳の親 30代女性】
「(カナダへ行ってよかったのは)子育てですかね。みんな優しいし、寛容かな。(漫画家に)なれなくても、今楽しいし、幸せだし」

カナダへ移住し、現在は二人の娘を育てるお母さんに
カナダへ移住し、現在は二人の娘を育てるお母さんに

ものづくりが好きでコンビニの商品開発に挑戦!そして現在は?

【40代女性】
「小学生の時、美容師になりたかった」

ものづくりが好きだという女性は、高校卒業後、美容師とは全く違う世界に就職。

【40代女性】
 「セブンイレブンの商品開発をしていました。学校に求人が来たので、お菓子作りの製造業っていう枠できてたので。作る仕事が好きなので、就職してみようかなっていうのがきっかけです。
 商品を作って、企画も考えて、価格も考えて、それで企画を通して売れた時、実感がすごく湧くので楽しかったです。
 今、子どもがいるんですけど、おやつを作って、子どもに出せたりするので、そっちの道に行って良かったなって思います」

商品開発の経験を経て、子どもにお菓子作り
商品開発の経験を経て、子どもにお菓子作り

子どもの頃からの夢に向かって進む若者たち

子どもの頃からの夢を追っている若者にも出会った。

【20代女性】
「私はお母さんが看護師だったので、今専門学校に行って看護師になろうと思って。
 職場によく連れて行ってもらったんですよ。その時にお母さんが笑っている姿を見て、あんまり家では見ない姿だったので、看護師っていい仕事なんだなって思って」

看護師として働くお母さんの姿
看護師として働くお母さんの姿

【20代男性 医大生】
「野球選手になりたいと思って、野球をしていました。高校生までは野球部に入ってやってました。
 中学生の時に、野球でケガをしてしまって。その時にお医者さんに診てもらって、そこからお医者さんっていう職業もいいなって思ってた。
 ちょっと浪人もしたんですけど、それを経てお医者さんに向けて頑張ってます」

ケガをきっかけに、将来の夢は「お医者さん」へ
ケガをきっかけに、将来の夢は「お医者さん」へ

「まわりの声も大事かもしれないけど、自分で最終的には決断したほうがいい」

子どもの頃に思い描いていた将来と違う人生を歩んだ人もー。

【50代男性】
「パイロットになりたかったかな。一応受けましたけどね、落ちましたけど」

この男性は今、鉄道や道路などの設計、建設の仕事に携わっているという。

【50代男性】
「鉄道とかやると、開業して、お客様が乗って、お子さんとか乗って笑顔があると、今までの苦労も飛ぶかな。
(パイロットに)なってたらどうとか時々は感じるけど、現実路線で自分の専攻の学問もいかせてるので、納得は今してます」

自身の経験を生かし、新たな道を選択した男性
自身の経験を生かし、新たな道を選択した男性

【60代女性】
「全然知識ないけど、アナウンサーになりたかったです」

【60代女性】
「私は保母さん(保育士)になりたかった。でも普通の公務員になった。色々な事情があるし、ちょっとダメになって」

女性は、親の意向で自分の進路が決まった事を、今でも後悔している。

【60代女性】
「夢を持つことは、すごくいいことだと思う。それに努力することもすごくいいことだと思う。きっとどこかで、それは違うなってことは自分の中で分かってくる。その時の決断、まわりの声も大事かもしれないけど、自分で最終的には決断したほうがいいと思う」

「保育士になりたかった」と語る女性
「保育士になりたかった」と語る女性
北海道文化放送
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