今や国内外から「ボールパークのまち」として注目される北海道北広島市。2026年の市制施行30年に合わせ、カントリーサイン(市の境界線を示す道路標識)のデザインを初めて刷新します。
現在の市のカントリーサインはクラーク博士。1877年、札幌農学校教頭の任期を終え、見送りに来た教え子らに「Boys, be ambitious(青年よ、大志を抱け)」という言葉を残しアメリカに帰国。その舞台となったのが北広島市島松(旧島松駅逓所付近)だったことから、カントリーサインに採用されました。
カントリーサインは1991年から設置され、現在は国道、道道など計11カ所に設置されています。
市は来年2026年9月に広島町から北広島市に変わって30周年を迎えることから、記念事業として新たな看板のデザインを公募することにしました。
◇北海道ボールパークFビレッジ/エスコンフィールドHOKKAIDO
◇クラーク博士
この2つをモチーフとすることが応募の条件となっています。
公募期間は5月1日~5月31日で、居住地、年齢、職業は問いません。今年度中にデザインをいくつか選定し、最終的には市民の意思を反映する「投票」も検討しているということです。
選ばれたカントリーサインは2026年の市制施行30周年式典で発表され、受賞者には賞状、副賞(商品券1万円)、記念品が贈られる予定です。
北広島市広報課の若澤路子さんによりますと「30年前の北広島市とはまちの様子も変わってきている。現在の北広島市のイメージに合ったデザインを期待したい」と話しています。
未来の象徴「ボールパーク」と、歴史の象徴「クラーク博士」が自慢の北広島市。新たな看板はどのようなデザインになるのでしょうか。