北海道の東海上で発達する低気圧の影響で、これから28日にかけて冬型の気圧配置が強まり、北海道と東北および北陸の一部で暴風が吹き、大荒れとなりそうだ。また、上空には12月上旬並みの寒気も入り、雪も降る見込みである。
26日から列島付近を通過している複数の低気圧が今後、千島列島付近で猛烈に発達する見込みで、北日本を中心に最大瞬間風速が30メートルから35メートルと台風並みの暴風が吹く見込みだ。交通機関への影響や建物の被害、飛来物に警戒してほしい。
急速に発達する低気圧は、空の寒気を列島にまで引きずり込むため、上空5500メートル付近でマイナス24度以下の寒気が東北地方まで南下して来る。
上空はいきなり12月上旬並みの気温になるため、大気の状態も不安定化する。このため、雷や竜巻にも注意が必要。
北海道では平地でも広い範囲で雪が降る。湿った重い雪となり、電線や樹木へ着雪するため、倒木や鉄塔の倒壊、電線切断、停電などにも注意だ。
東北や関東甲信地方でも山を中心に積雪のおそれがある。群馬県北部では標高1000メートル以上の山、長野県北部でも標高1500メートル以上の高い山では積雪となる所がある。群馬県と新潟県を結ぶ国道17号の三国峠などの峠道は雪の可能性もあるので、冬用タイヤなどの滑り止めを用意した方が良い。
また、低気圧と寒気の影響で、東京地方や近畿地方では木枯らし1号の可能性もある。2日間ぐらい急に寒くなるので、今夜のうちに冬物の服を出しておいてほしい。
執筆:フジテレビ気象センター三井良浩(気象予報士)
