台風24号は現在、日本の南の海上をゆっくりと北上しています。
中心気圧は996hPa、最大風速18m/s、最大瞬間風速25m/sです。
4日にかけて南西諸島付近へ近づく見込みですが、その後は次第に速度を落とし、日本の南の海上で足踏みするような進路となる予想です。
台風が海上に長く停滞することで、全国各地に影響を及ぼすおそれがあります。
注意すべきは秋雨前線
台風本体による雨や風の影響は、沖縄や九州南部が中心となる見込みです。
しかし、今回の注目は台風そのものではなく、秋雨前線です。

台風は海から暖かく湿った空気を次々と送り込み、秋雨前線の活動を活発にします。
特に4日ごろは台風と前線の距離が近くなるため、大量の「湿った空気」が前線に流れ込む見込みです。
ただでさえ雨雲が発生しやすい前線に、台風がさらに雨雲の材料となる「湿った空気」を送り込むため、前線の活動は一段と活発になるのです。
さらに、台風は日本の南の海上で足踏みするような動きとなるため、前線には長期間、南からの暖かく湿った空気が送り込まれ続ける予想です。
その結果、雨雲が発達しやすい状態が続き、全国各地で大雨となるおそれがあります。
通勤・通学の時間帯に雨が強まる可能性もあります。
河川の増水や氾濫、低地の浸水などに警戒してください。
早くも全国で大雨か
3日夕方にも台風による湿った空気が前線を刺激し、全国各地で大雨の影響が出るおそれがあります。
◆気象庁の雨の予想
2日6時から3日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
北海道地方 80ミリ
東北地方 100ミリ
その後、3日6時から4日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
東北地方 80ミリ
関東甲信地方 100ミリ
北陸地方 120ミリ
東海地方 150ミリ
近畿地方 150ミリ
中国地方 100ミリ
四国地方 200ミリ
九州南部 150ミリ
奄美地方 150ミリ
その後、4日6時から5日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
関東甲信地方 120ミリ
東海地方 200ミリ
近畿地方 200ミリ
中国地方 100ミリ
四国地方 300ミリ
九州南部 200ミリ
奄美地方 120ミリ
その後も、大雨が続いて総雨量がさらに多くなる可能性があります。
最新情報をこまめに確認するようにしてください。
【執筆:フジテレビ気象センター・気象予報士 岡部茉莉】

