物や家具などの廃材を使って、寄木細工のアクセサリーなどを製作している鳥取県日南町の工房が、農林水産業を生かして地域の活性化に取り組む団体に選定されました。

農林水産業を生かして、地域の活性化に取り組む団体などを表彰する「ディスカバー農山漁村の宝」に選定されたのは、日南町の「白谷工房」です。

日南町役場で、中国四国農政局の西睦夫地方参事官から、白谷工房の中村建治代表に選定証が手渡されました。

白谷工房は、建物や家具などの廃材を使ったアクセサリー製作を通じて、地域での雇用を生み出すなど、農山漁村の価値を高める取り組みが評価され、中国四国地区から応募があった147件から選ばれました。

2012年、中村代表が自宅で立ち上げた工房は、4年後、かつて保育園だった現在の場所に移転。今は従業員5人で、寄木細工のアクセサリーや生活雑貨、文房具などを製作。ワークショップを開催して「木育」の場を提供するなど、都市部との交流も生み出しています。
この日も、東京と北海道から林業関係者が視察に訪れていました。

田邊林業・田邊大輔社長:
「私たちの住んでいる北海道の下川町も、だんだん人口が減ってきて、今後、地域経済がどうなっていくか懸念があります。地域に根ざして、新しい産業だったり、人を呼び込むきっかけを、こういう形で発信されているところは、とても参考になりました」

白谷工房・中村建治代表:
「木を大切にしたいと始めた時の思い、理念、それは、変えずに、これからの時代に合わせた生活に溶け込むようなものづくりを続けていきたいと思っています。生活の中で、だんだん木に触れることが少なくなっていると思うので、木の優しい手触り、ぬくもりを感じて頂けたらと思っています」

寄木細工のアクセサリーがテレビドラマに登場した他、おととしには、鳥取県を訪問した秋篠宮家の次女・佳子さまが身に付けられたことで話題となった白谷工房。
これからも木と人をつなぐことで地域の価値を磨いていきたいとしています。

TSKさんいん中央テレビ
TSKさんいん中央テレビ

鳥取・島根の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。