午後5時前の羽田空港の映像では顔の様子などは見えませんでした。
公開手配からわずか5日で異例のスピード逮捕となりました。

逮捕されたのは、スカウトグループ「ナチュラル」の会長・小畑寛昭容疑者です。

「ナチュラル」は大規模な組織で国内最大規模のスカウトグループ、なおかつ匿名・流動型犯罪グループ、いわゆるトクリュウの1つです。

そのため、警察がこれまで総力を挙げて取り締まりを進めてきた組織という背景があります。

驚きなのが、このナチュラルはメンバーが1500人以上にのぼり、さらには組織も細分化されていて、会社のようになっているということです。

運営部門があり、例えば総務課、契約課、集金課などが存在していて、さらにその下に5つのスカウト班があり、これらのスカウトたちが違法に女性を風俗店に紹介するなどして約45億円をこれまでに得ていたということが分かっています。

これまでに、幹部の男たちも逮捕されている中で、26日、会長の男が逮捕されました。

フジテレビ・平松解説副委員長も「これまでにない大規模な組織で多くの被害女性を生んできた。警視庁は組織の解体を目指している」と話しています。

今後どういった捜査が行われるか、そのポイントに関して平松さんによると「大規模な組織とカネの流れの全容解明」「漏えいした捜査情報と逃亡の関連」だということです。

「漏えいした捜査情報」とありましたが、ナチュラルを巡っては捜査を担当していた警視庁の警部補がナチュラル側に捜査情報を漏らすなどして逮捕・起訴されています。

小畑容疑者が逃亡直前に捜査情報を把握していたか、その中に逃亡を手助けする情報が含まれていたか、などが今後の捜査の焦点になってくるのではないかということです。

ナチュラルはトクリュウとしての実態もあり、今回トップが逮捕され実態解明が期待されますが、そのあとどうなるのでしょうか。

SPキャスター・山口真由さん:
特にトクリュウっていうのは、組織化された半グレの延長と説明されてきましたが、どうやら暴力団との関連がそこに資金が流れているようだ、特に、小畑容疑者は暴力団の人脈がある人で、そういう意味では資金の流れを解明して、トクリュウの実態が明らかになればいいなと思います。