(解説:吉田裕美気象予報士)
今回の大寒寒波は長期滞在型ですが、始まって早々1月21日の夜ピークになりました。
21日の午後9時、上空5500m付近の秋田県上空で-43.8℃を観測しました。
(※上空の気温を観測しているのは東北地方では秋田県のみ)
この冬1番強い寒気で、この強さの寒気が観測されるのは3年ぶりとなります。
数年に一度レベルの寒波と言われている理由がわかります。
この寒気の影響で22日も厳しい寒さになりました。
22日の朝の最低気温は盛岡で氷点下6.3℃、花巻で氷点下8.3℃、日中の最高気温は盛岡と北上で氷点下1.1℃でした。
22日は内陸も日差しがあったので、21日の予想より高くなった所が多いですが、それでも各地2日連続の真冬日となっています。
22日午後6時半時点の雪雲の様子を見てみると、内陸南部を中心に夕方以降雪雲が流れ込みやすくなっています。
22日夜も内陸南部周辺で雪の降りやすい状態が続きそうです。
23日朝6時までに予想されている降雪量は、西和賀町周辺で15cm以上となっています。
八幡平・花巻・北上は5~9cm、盛岡は1~4cmの予想です。
山沿いを中心に積雪の増加に注意が必要です。
そして午後6時時点で、林野火災注意報が宮古市・田野畑村・普代村・野田村に出されています。火の取り扱いに注意してください。
23日の天気のポイントは「日差し届くが、内陸はにわか雪も。昼間も極寒」です。
寒さのトンネルからまだ抜け出せません。
予想天気図を見てみると、23日は等圧線の間隔が広がりますが、西高東低の冬型の気圧配置が続きます。
このため沿岸を中心に晴れ、内陸は晴れたり曇ったりにわか雪があったり変わりやすい天気となりそうです。
上空には寒気が居座るので、23日も寒さが続きそうです。
22日に発表された1カ月予報を見てみると、今がまさに寒さの底です。
だんだんと解消されていきますが、少なくとも1月いっぱいから2月の初めころまでは平年よりも低い予想で、寒波の影響が続きそうです。
2月に入って二十四節気の立春である4日(水)頃から平年を上回る傾向が予想されています。