アメリカのトランプ大統領はスイスで開かれている世界経済フォーラムで演説し、デンマーク領グリーンランドについて「国家安全保障のために必要だ」とこれまでの主張を繰り返した一方で、日本時間22日朝、SNSで予定していたグリーンランド領有に反対するヨーロッパ諸国への追加関税を実施しないと投稿しました。
アメリカ・トランプ大統領:
アメリカ以外いかなる国もグリーンランドの安全を確保できる立場にない。だからこそ、アメリカによるグリーンランド領有に向けた早急な交渉を求めているのだ。
トランプ大統領は21日、これまでの主張を繰り返した上で、デンマークがグリーンランドの支配権を放棄しなかったことを「恩知らずだ」と批判しました。
さらに、第2次世界大戦中にアメリカがグリーンランドの防衛にあたったことに言及し、「戦後、アメリカは丁重にもグリーンランドをデンマークに返還した」と述べ、その決定は「愚かだった」と述べました。
その上で、領有する考えを改めて正当化しましたが、軍事力を行使しての併合は否定しました。
そしてトランプ大統領は、NATO(北大西洋条約機構)のルッテ事務総長との会談を日本時間22日朝に終え、SNSに投稿し、2月1日に予定していたグリーンランド領有に反対するヨーロッパ諸国への追加関税を実施しないと発表しました。
「グリーンランド、そして北極圏全体に関する将来の合意の枠組みを構築した」と説明した上で、ミサイル攻撃から防衛する「ゴールデン・ドーム」について「追加の協議が行われている」としています。