札幌市は1月21日、障害福祉サービス事業者2社の指定を取り消す行政処分を行いました。不正に受け取った給付費は合わせて約4億8千万円に上ります。
処分を受けたのは、札幌市西区の「ミライリス」と「rapports」です。両社は障害福祉サービスの指定を受ける際に必要なサービス管理責任者について、実務経験があるように偽って事業者指定を受け、本来受け取ることができない給付費を不正に請求していました。
ミライリスが運営する「就労継続支援B型事業所ミライリス」では、約1億6千万円を不正に請求していました。一方、rapportsが運営する就労継続支援事業所「ラポール」やグループホーム「ラポール南8条」など3つの事業所では、合わせて約3億2千万円を不正請求していたということです。
市の監査では、両社でサービス管理責任者の実務経験証明書が偽造されていたことなどが判明し、警察に届け出ていました。
市は加算額を含めてミライリスに約2億2千万円、rapportsに約4億5千万円の返還を求めています。
不正事案をめぐっては、2024年11月にミライリスの代表者と従業員、指南役としてrapportsの代表者が逮捕されています
札幌市保健福祉局は「不正の手段により指定を受け、本来受け取ることができない多額の給付費を手にすることは、この制度の信頼を大きく損ねるものであり、誠に遺憾。今後は再発防止に向けた取り組みを着実に進めていく」とコメントしています。