島根原発2号機で計画されている「プルサーマル発電」について、中国電力は1月15日に松江市で、地元自治体の関係者に向けた初めての説明会を開き、発電方法や安全性などの説明を行いました。
プルサーマル発電は、使用済み核燃料から取り出したウランとプルトニウムを混ぜたMOX(モックス)燃料と呼ばれる新たな燃料で発電する方法です。
中国電力は島根原発2号機での実施を計画していて、関係者によると原子力規制委への必要な手続きを2026年中に行なうことを目指しているということです。
この計画に対して、立地自治体の島根県と松江市はすでに2009年に同意していますが、周辺自治体の鳥取県などは原発の再稼働とプルサーマル発電は“別物”で、改めて協議の場が必要だとして詳細な説明を求めてきました。
説明会には、島根県と松江市に加え、安来市、雲南市、出雲市、それに鳥取県、米子市、境港市から担当者が出席しました。
席上で中国電力は、安全性が確認されていることや新燃料の調達などについて説明しましたが、発電の開始時期など計画の具体的なスケジュールについて出席者から質問がありました。
島根県の担当者が「MOX燃料を調達する時期の目安」について質問したのに対し、中国電力の担当者は、「2号機に到着するのは、早くても2年から3年くらいの期間がかかると想定している」としつつも現状では時期を明確に示すことができる状況にはないと答え、具体的なスケジュールにまでは言及しませんでした。
プルサーマル発電について中国電力が周辺自治体に詳しい説明を行ったのはこれが初めてです