半導体製品を製造するアムコー・テクノロジー・ジャパンが北海道南部の七飯町にある函館工場を2027年に閉鎖することがわかりました。自動車向けの需要が低迷しているため、主に九州の工場に生産を移管し集約するということです。
アムコー・テクノロジー・ジャパンは半導体製造の「後工程」に特化したグローバル企業の日本法人です。
函館工場では1か月あたり約2000万個の半導体チップを生産していて、自動車向け製品が約4割を占めています。
今回の工場閉鎖についてアムコー・テクノロジー・ジャパンは「半導体業界はAI関連製品を中心に著しい成長を示しているが、自動車デバイス関連は想定以上の長期間において需要の低迷が続いている」と説明しています。
そのうえで「函館工場における将来製品需要の見通しは当初の見込みより低く、回復は困難と想定される」として、事業健全化や効率化のため、工場閉鎖は不可欠だとしています。
他工場への生産移管の完了時期は最短で2027年4月をめどとしていて、従業員約380人は原則、他の工場への転勤となりますが、やむを得ず退職する従業員に対しては再就職支援を行うとしています。
函館工場は1974年に日立製作所子会社の「日立釜屋電子」の工場として操業を開始しました。