共同通信社 太田昌克編集委員:この週末いろんな方を取材したんですが、どうも高市総理は年末から年始にかけて心変わりをされた。『高い支持率のうちに解散を』ということだと思います」
共同通信社の太田昌克編集委員が取材の結果として語ったのは、政府与党内の一部で急浮上した通常国会冒頭での衆議院解散案について。
高市総理が年末から年始にかけて衆院解散へと考えを変えたことを指摘しつつ、今回の“解散案”の狙いについて、関西テレビ「newsランナー」で解説した。
■『馬脚が表れる前に…』
太田さんは「早苗ファンには申し訳ないが午年にかけて」としつつ、解散した場合の狙いを『馬脚が表れる前に…』と表現。
旧統一教会と自民党との関係が一部週刊誌で取り上げられたり、台湾有事を巡る高市総理の発言を受けた中国が経済面で圧力を強めつつあったりする中で、「高い支持率のうちに解散を」と考えたのではないかと説明した。
共同通信社 太田昌克編集委員:今回おそらくある解散は、『馬脚が表れる前に…』。ちょっと早苗ファンには申し訳ないのですが、午年なので『馬脚』に絡めてみました。
年明けから、1つは旧統一教会の問題。自民党との関係を一部の週刊誌が報道し始めて、もう1回スキャンダルが再燃する可能性がこの通常国会で出てきた。これは支持率低落に繋がります。
それからもう1つは、中国が経済的威圧を日本に強めていて、日本経済がやはり春ぐらいから、もっと早いかもしれませんが失速していく恐れがある。
その中で通常国会を乗り切るのは非常に難しいですよね。そういった中でやはり解散にいま動いているのではないかと思いますね。

■自民党は解散して勝てる?「高市総理は自信を持っている。自分の内閣は最強」
そして選挙で自民党が勝てるかどうかを巡っては「高市総理は自信を持っている。自分の内閣は最強だと」と政府関係者の言葉を語った。
共同通信社 太田昌克編集委員:いろんな見方が自民党ではありますが、今のところ大きな反発の声は出ていない。これがまず『結論1』です。
それからいろいろ取材をこの週末したんですが、例えば現職の閣僚。この方は高市さんに近い方なんですが、はっきり言っていました。
『年初の解散は可能性ゼロだと思っていた。だって鈴木幹事長も知らないんだもん』と。非常に戸惑っておられました。
一方である政府関係者取材しますと、『高市総理は自信を持っている』って言うんですね。
これだけ支持率が高くて、自分の内閣は過去と比べても『最強だ』と。そういう自負がある。だから選挙に打って出るという解説でした。

■自民党内から「党利党略と言われても仕方がない」の声も
(Q.高市総理はこれまで、『政策実現を最優先』というスタンスでした。整合性が問われることになりませんか?)
共同通信社 太田昌克編集委員:高市総理は『政局より政策の総理』。そこで支持率が高かったっていうところもあります。
国民生活最優先だけど、当初予算の通過よりも政治空白を作って選挙を急ぐということになれば、ある自民の閣僚経験者からは、『党利党略と言われても仕方がない』っていう声も聞こえてきました。
まだ予断を許しませんが、ぜひ国民の皆さんも注視してもらいながら、首相のメッセージに耳を澄ませていきたいと思います。
(関西テレビ「newsランナー」2026年1月12日放送)

