1月に召集される予定の通常国会の冒頭での衆議院解散案が政府与党の一部で浮上していることについて、関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」に出演したジャーナリストの鈴木哲夫さんはまず、「冒頭解散はないと思っていた」と驚きを語りました。
そして、台湾有事を巡る高市総理の発言や官邸関係者が「核保有すべき」という趣旨の発言をしたことなどを指摘し、「与野党の重鎮議員への取材の結果」として、「衆院解散案は野党による国会での追及をかわすためでは」という見解を示しました。
■「冒頭解散はないと思っていた」自身の解説の”誤り”を認め…
まず鈴木さんは、「1月の通常国会冒頭での解散」という案が政府与党の一部で浮上していることについて、「冒頭解散はないと思っていた」と自身の解説の”誤り”を認めました。
【鈴木哲夫さん】「僕は基本的に冒頭解散はないと思ってましたから。それで、ちょうど先週、このカンテレでも解説したばっかりだったんですよ。
今年は要するに“フリーハンド年”っていうのかな。来年になると、統一地方選挙があるから。
こういうときには、どのタイミングで解散打ったら有利かとか(予測が)難しいじゃないですか。
今年は何もないから、高市さんは今年解散する可能性はあるんだけど、『タイミングとしては、まず予算案を上げるって言ってたから、予算(案成立)の後、もしくは6月会期末、もしくは秋の臨時国会、このあたりでしょうかね』って僕、解説したばっかりです。
『冒頭解散』って言った人、僕が取材した議員の中で、ほとんどいませんでしたから」
■「なぜ今か」は「高支持率のうちに政権基盤強化」
そして週末に取材した結果として、まず「なぜ今か」については、「高支持率のうちに政権基盤強化」という狙いがあるのではないかと解説しました。
【ジャーナリスト鈴木さん】「(自民党は)維新と組んでいますけど、単独で過半数を自民は持っていない。
だからこれからもいろいろ気を遣っていかなきゃない。でも今この高い支持率で選挙やれば、自民党が単独過半数を(取り)返せるんじゃないか。
そうしたら政権運営安定しますからね。だからその強化のためにこのタイミングでということ」
■「一方で…国会での追及をかわす」”与野党の割と重鎮の議員”への取材結果語る
その上で、「一方で…国会での追及をかわす」という言葉をフリップで掲げて、次のように説明しました。
【ジャーナリスト鈴木さん】「一方で、この2日間に与野党の割と重鎮の議員たちは、こういうことを言ってました。『国会での追及を交わすためじゃないか』。
例えば政治資金の問題とか、これ一部週刊誌でも報じられていた。それから例の日中の問題。あとは官邸のある側近が『核保有すべきだ』って発言が出ましたね。
これも実は何も、その後解決してないんですよね。
こういうことがやっぱり国会が始まったら“グーッと”追及されるということで、もうその前に『とにかく勝って、固めて、信任を得て』っていう意味合いもあるんじゃないかって。
この2日間のもう相当な議員に取材しましたけど、こういうことを言う人結構いましたね」
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年1月12日放送)