中国による輸出規制強化への懸念が広がっています。

神奈川・小田原市の中古車オークション会場では、中国による軍民両用品の輸出規制強化への懸念がじわりと広がっています。

中古車オークション参加者:
レアアースとかいろいろ騒がれていますので、(中古車の)台数が限られてくるとか。

そして、8日の東京株式市場・日経平均株価は一時、下げ幅が900円を超えました。
レアアース規制への懸念から、自動車など製造業への影響を警戒した売りが出ています。

EV(電気自動車)やハイブリッド車をはじめ、スマートフォンや家電など幅広い用途に使われているレアアース。

2010年に尖閣諸島を巡る対立で、中国が対日輸出を一時停止したことを受け、供給源の多角化を進めてきましたが依然、7割を中国に頼っています。

中古車オークションなどを行う組合の担当者は、新車製造の遅れによる悪影響を指摘します。

JU神奈川 AA事業部・横山敏行さん:
電気自動車などが、レアアースが足りないがために造れない状況が出てくるかと思う。中古車市場がかなり金額が上がってしまって、一部のユーザーが中古車も高くて買うことができない。

中小企業経営者らが集まる新年会の会場でも心配の声が。

自動車販売関連:
レアアースは半導体絡んでますから、価格に影響してくるんじゃないですかね。

建設業:
(2010年の規制でも)納期の遅れやモノ自体が入りにくくなった。影響があることは事実だと思います。

野村総合研究所の試算では、仮に中国側のレアアース規制が3カ月続くと、日本の経済的な損失は6600億円近くに上るといいます。

一方、中国商務省の報道官は8日の会見で、「民生用途に関わるものは影響を受けない。正常な民生品の貿易取引を行う関係者は全く心配する必要はない」などと述べましたが、「規制品目にレアアースが含まれるか」や対象の企業など、詳細は明らかにしませんでした。

また、今回の措置について「日本が再び軍事化し、核保有のたくらみを阻止することで完全に正当である」と主張し、正当化しました。

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