警察庁は12月25日、岩手県内でクマの駆除にあたっていた他の都道府県の警察官の特別派遣を26日で終了すると発表しました。
警察庁ではクマによる人的被害が相次いだことを受け、被害が深刻な岩手県と秋田県に11月13日から他の都道府県の警察官を特別派遣していました。
派遣された警察官は県警の機動隊などとプロジェクトチームを編成し、県内では駆除には至りませんでしたが、11月18日には岩泉町の市街地にクマが出没したことを受けて初めて出動しました。
警察庁などによりますと、銃を扱う訓練などを進めた結果、県内の警察官のみでクマを駆除する態勢が整ったことから、他の都道府県の警察官の派遣を26日で終了することを決めました。
県警では27日以降、県内の警察官のみで構成する「現場対応ユニット」2組で対応に当たる予定です。
県警生活安全企画課の岡田憲一次長は「引き続き県民の安全を守るため、適切に対応していく」としています。
