法令違反が相次ぐ北海道の釧路湿原周辺でのメガソーラー建設をめぐり、建設地に廃棄物交じりの土砂が埋め立てられた可能性があるとして、登山家の野口健さんが北海道に立ち入り検査を求めました。
北海道庁を訪れたのは一連の問題に関心を持ち活動を続ける登山家の野口健さんです。
建設地への立ち入り検査を求め要望書を手渡しました。
釧路湿原周辺の複数か所で大阪市の日本エコロジーが進めるメガソーラーの建設計画。
昭和地区では12月22日に地元住民らの反対の声も上がる中木が倒され、工事が始まりました。
また北斗地区ではこれまで違法な森林伐採など複数の法令違反が確認されてきました。
今回野口さんたちは建設地からガラスやゴムのくずなどが見つかり盛土工事で混入していた可能性があるとして廃棄物処理法違反にあたるのではないかと指摘。
北海道に立ち入り検査を求めました。
「鈴木知事が釧路の現場に行って直接見てそのうえで『北海道はこういうことをやるんだ』と。悪質である場合は北海道はかなり厳しく例えば『中止命令』のボタンをぼくは押すべきだと思っている」
この問題をめぐっては北海道が日本エコロジーに23日付けで北海道釧路市と丁寧に協議するよう通知しています。