サッカーJ2ブラウブリッツ秋田の新しい本拠地となるスタジアムの整備に向け24日、秋田県と秋田市、それにクラブによる協議が行われました。市が12月市議会で説明した整備費の試算などが示され、年明けにも改めて協議を行うことを申し合わせました。
秋田市の秋田地方総合庁舎で開かれた3者協議には、県や秋田市の事務関係者とクラブの関係者が出席しました。
新しいスタジアムの整備を巡っては、秋田市が八橋運動公園に新設する案とASPスタジアムを改修する案を比較・検討した結果、費用がほぼ変わらないことが分かっていて、5000人規模・7000~8000人規模・1万人規模の試算をそれぞれ示しています。
その上で沼谷市長は、市が単独で事業主体にならないこと、維持管理費を負担しないことを前提条件に挙げ、県・クラブと3者で協議を重ね、整備主体や費用負担の割合をできる限り早く決定したいと話していました。
24日の協議では、市の担当者から、市議会で示された試算や整備に向けた市のスタンスについて説明などが行われたということです。
ブラウブリッツ秋田・岩瀬浩介社長:
「秋田市が調査したものは、ある程度ハイスペックなものかなと思っている。なので、民間としてはこういったやり方があるんだということを示して、全体の事業費を落とすことも含めて、迅速に協議を行っていく段階になったと思う」
3者は年明けの早い時期にも再び協議を行い、整備主体や費用負担の割合を決めていくことにしています。