国土交通省は12月24日、貸し切りバス会社を格付けする安全性評価制度で、これまで最高位だった三ツ星に加え、新たに四ツ星を設け、三ツ星だった岡山市の岡山電気軌道など中国地方の2社を含む、全国にある42の貸し切りバス事業者を認定したと発表しました。
中国地方で四ツ星に認定されたのは、岡山市の岡山電気軌道(岡電バス)と、広島県三次市の君田交通の2社です。
この評価制度は2011年にスタートしたもので、任意で申請したバス会社を対象に、日本バス協会が安全対策の取り組みや交通事故や行政処分の有無など、訪問審査を行います。100点満点で採点するもので、最終的には協会や国交省、学識経験者などでつくる委員会で審議し、認定事業者を決めています。
2年ごとの更新となっていて、新規の申請で60点以上なら1ツ星、1回目の更新で70点以上なら2つ星、2回目の更新で80点以上なら3ツ星になる仕組みでした。今回はさらに3ツ星の会社のうち、90点以上の事業者が4ツ星に認定されたものです。
今回認定された4ツ星の事業者が2年後の更新時に95点以上だった場合は、5ツ星認定を受けることになるということです。
今回は全国にある3376者の貸し切りバス事業者のうち、1969者が対象になっていて、内訳は1ツ星が737者、2ツ星が365者、3ツ星が825者、4ツ星が42者です。