福島県は12月24日、2024年度の県産品輸出額が15億8,500万円だったと公表した。前年度から約2億5,000万円増え、過去最高となっている。
福島県によると、前年度から増額となったのはアルコール類や加工食品、農産物など。アルコール類は日本食の人気や認知度の高まりから北米や欧州で輸出額が増え、コメについては県やJAなどの取り組みもあって大口の取引先が増えたという。
一方、加工食品については、輸出先での冷凍食品の在庫があったことから実績は伸びず、前年度から減額となった。
福島県は「2025年度は米国の関税政策や国内でのコメ価格高騰などもあった」として、「現状ではっきりとは見えていないが影響を考慮する必要はあり、国内需要などにも応じた戦略を立てていく必要がある」としている。