プレスリリース配信元:Biz Hits
未経験業界への転職に関する意識調査
株式会社ビズヒッツ(本社:三重県鈴鹿市、代表取締役:伊藤 陽介)は、未経験業界へ転職した経験がある411人を対象に「未経験業界への転職に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。
未経験の業界に飛び込むのは勇気がいることです。新しい環境では、仕事の内容はもちろん、業界の慣習や人間関係も変わってしまうからです。
そこで今回、株式会社ビズヒッツ( https://bizhits.co.jp/ )が運営するBiz Hits人材紹介・人材派遣業専門ホームページ制作代行サービス( https://bizhits-jinzaihp.com/ )は、未経験業界へ転職した経験がある411人に「未経験業界への転職」についてアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。
調査結果に対して、人と心のコンサルティング トラスティ代表の山脇文子氏よりご考察いただいております。
※データの引用・転載時のお願い
本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、調査記事( https://bizhits-jinzaihp.com/1340 )へのリンク設置をお願い致します。
【調査概要】
調査対象:未経験業界へ転職した経験がある人
調査期間:2025年10月17日~31日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:411人(女性257人/男性154人)
回答者の年代:20代 23.6%/30代 39.2%/40代 23.1%/50代以上 14.1%
【調査結果サマリー】
・未経験業界への転職で不安だったことは「仕事ができるか」
・未経験業界への転職活動で苦労したことは「必要な知識を得る」
・未経験業界の転職先で重視したことは「無理なく続けられる」
未経験業界への転職で不安だったことは「仕事ができるか」

未経験業界へ転職した経験がある411人に「転職する際に不安だったこと」を聞いたところ、1位は「仕事ができるか(43.3%)」、2位は「自分に合っているか(23.8%)」でした。
自分が新しい業界でやっていけるのかという不安を抱えていた人が多くなっています。新しい環境で成果を出せるかや、職場や仕事にうまく適応できるかどうかが、主な不安なのですね。
<1位 仕事ができるか>
・業種に関する知識がほぼない状態だったため、入社後ついていけるか不安でした(20代 女性)
・ハローワークで見つけた求人の勤務時間や休日が自分の希望する条件と一致したため、勢いで応募しました。未経験の仕事だったため、いざ採用されても本当に自分がこなせる仕事なのか不安でした(40代 女性)
未経験業種については、「入ってみないと業界の構造がわかりにくい」「入社前には仕事内容の想像がつかない」という面があります。職種が同じでも、「業界ならではの専門用語」「使うシステム」「仕事の進め方」などが違うと、最初は覚えることが多く大変です。
さらに未経験業界で未経験の職種に挑戦する場合には、不安が大きくなります。業界や仕事内容より勤務時間などの条件面を重視して応募した結果、あとから不安を抱えることになった人もいました。
<2位 自分に合っているか>
・業種や仕事内容も初めてのことばかりなので、自分に合っているかどうか不安でした(20代 女性)
・まったくの未経験業界へ挑戦する予定だったので、仕事内容が合っているか不安だった(30代 女性)
自分の適性に合っているのかという不安が大きかった人もいます。
未経験の業種だと、面接や求人票の情報だけでは想像の及ばない面があります。そのため、本当に合っているのかなという不安をもつのは当然です。
<3位 収入を維持できるか>
・収入が下がると決まっており、生活を維持できるか不安でした。現場監督から営業への未経験転職で、年200万以上は下がる転職でした(20代 男性)
・介護職から営業職への転職でしたので、入社前に現状より高くなるとの説明は受けていました。ただ成績に応じての歩合制だったので、収入をきちんと維持できるのかという不安は強かったです(20代 女性)
とくに若い世代だと、未経験業界への転職で即戦力として評価されにくいため、転職によって一時的に年収が下がるケースも多々あります。そのため、年収が下がるのは仕方ないと受け入れて転職するケースも多くありました。
ただ、収入が下がってしまうことは理解しつつも、生活が成り立つのかという不安を抱いた人も多数。歩合制の職種や成果主義の会社では、頑張りが収入に反映される反面、安定感が薄れてしまうというデメリットもあります。
<4位 仕事を続けられるか>
・完全未経験での転職だったので、すぐ挫折しないかなどの不安がありました(20代 男性)
・やってみたいことだったが、続けられるかどうか心配だった(30代 女性)
未経験業界で新しい仕事をする場合には、慣れるまで時間がかかることも考えられます。そのため「途中で挫折してしまわないか」「環境の変化に耐えられるか」という不安を抱いた人も多くなりました。
憧れの仕事であっても、イメージと現実が違ったり、想像以上にきつい仕事だったりするかもしれません。
<5位 人間関係がいいか>
・人間関係をうまく構築し、積極的に人とやり取りができるかどうか(20代 男性)
・畑違いの職場での人間関係に不安がありました(50代以上 男性)
新しい職場での人間関係の不安は、業界をまたぐかどうかに関わらず、転職する人が抱えやすい不安のひとつ。ただ未経験業界に転職する場合の不安としては、「周囲に仕事の進め方などを教えてもらう場面が多くなるため、とくに心配」「畑違いの職場で、同僚の気質が今までと違いそう」といった声が寄せられました。
中途採用であることから、年下の上司や先輩との関係を懸念している人も。「平均年齢が高い業界から若い業界へ」「男性が多い業界から女性が多い業界へ」など、構成が違う業界に転職する場合には、不安が大きくなりやすいと予想できます。
未経験業界への転職活動で苦労したことは「必要な知識を得る」

未経験業界への転職活動で苦労したことの1位は「必要な知識を得る(38.7%)」です。2位「自己PRを考える(30.4%)」と答えた人も全体の3割を超えました。
実務経験が少ないなかで、どう自分をアピールするかに苦労した人が多くなっています。未経験業界への転職活動で自分をアピールするためには、まず転職先となる業界や会社の知識を得たうえで、自分の経験・スキルを照らし合わせてアピールする必要があるからです。
<1位 必要な知識を得る>
・業界知識の習得です。「上流」「下流」といった言葉の意味すら知らなかったので、かなり苦労しました(20代 男性)
・面接の際に質問される、「希望業界では常識とされる事項」に対する自分の知識が、追いついているかどうか(40代 男性)
未経験業界に転職する場合には、「専門用語」「業界構造」「仕事の前提となる知識」を得ておく必要があります。
ただ未経験者には「自分の知識が十分なのか」「業界にいる人が当たり前に知っていることとは、何なのか」がわかりにくく、苦労します。
<2位 自己PRを考える>
・「今までのキャリアをどう新しい仕事に生かせるか」というアピールを考えるのが大変でした(30代 女性)
・知識ほぼゼロの状態だったので、自分が応募した仕事に向いていることをアピールするための材料が不足したこと(40代 女性)
未経験者の場合には実務経験がほぼないため、企業に対して「自分を採用する価値」を示すのが難しくなります。別の業界で培ってきた自分の経験やスキルを、どのように新しい業界に結びつけるかを考える必要があるからです。
経験やスキルを未経験業界と結びつけるためには、経験したこともなくてよくわからない業界の知識を得て、どのような人材が望まれているのか把握する必要もあります。
<3位 志望動機を考える>
・異業種から転職する理由を説明するのに苦労しました。「自身の気持ち」や「家庭の状況」など、きっかけが複雑に重なった結果の選択でしたので、端的に説明するのが難しく苦労しました(30代 女性)
・会社側に納得してもらえる志望動機を作成すること(40代 女性)
・未経験の業界だったので、応募書類や面接で「なぜこの仕事を選んだのか」をうまく説明するのが大変でした(50代以上 男性)
異業種に転職する場合には、志望動機を聞かれることも少なくありません。企業側からすれば、なぜわざわざ業界を変えるのかが気になるからです。
実際の転職にあたっては「興味関心の変化」「家庭の事情」「働き方の見直し」「前職への不満」など、さまざまな要因が絡み合っているものです。
そのため採用担当者に、一貫性があり、かつ志望度の高さもアピールできる理由として伝えるのは簡単ではありません。
未経験業界の転職先で重視したことは「無理なく続けられる」

「未経験業界の転職先で重視したこと」を聞いたところ、1位は「無理なく続けられる(19.0%)」でした。2位「キャリアアップにつながる(17.8%)」、3位「収入が高い(15.8%)」、4位「ワークライフバランスを改善できる(13.9%)」が続きます。
「無理なく続けられる」「ワークライフバランス」など、自分らしい働き方を優先する姿勢が見られます。「前職で残業が多かった」「前職は本当にやりたい仕事ではなかった」といった転職理由の裏返しだとも考えられます。
<1位 無理なく続けられる>
・長く働ければいいなと思って、技術が身につく仕事を選びました(40代 女性)
・年齢を重ねても長く働ける環境であることを重視しました。体力的に無理のない勤務形態や、周囲と協力しながら落ち着いて働ける職場を選びました(50代以上 男性)
心身のストレスが少ない環境で長く働きたいと考えて、未経験の業界へ転職した人も多数。「高齢になっても働きたい」という声も多く、体力的な負担の少ない業界や職種を選んだ人もいました。
長期で働くことによって、キャリアに継続性が生まれ、キャリアアップもしやすくなります。無理をしないというと消極的で働く意欲が薄いように感じられることもありますが、「長期的なキャリアを築くために重要な視点」と考える人も多いとわかりました。
<2位 キャリアアップにつながる>
・これまで培ってきたスキルを活かせるか、そして更なるスキルアップを見込めるか。「無理なく」でもあともう一歩の努力をして、報われる環境があるかどうか(30代 女性)
・女性でも管理職を目指せるのか(50代以上 女性)
未経験業界での目標が明確になっている人にとって、転職することで目標に近づけるかどうかは転職先を選ぶうえでの大きなポイントです。
スキルの習得や昇進のチャンスがある環境は、働く意欲を高めると同時に、自信や達成感を得られるメリットもあります。
<3位 収入が高い>
・収入や福利厚生を重視しました。前職の収入と福利厚生に不満があったので、前職を上回る収入や、充実した福利厚生に注目して転職先を探しました(20代 男性)
・安定した給与に加えて、経験を積むことで将来的な収入アップが見込める環境を重視しました(40代 男性)
未経験業界への転職では収入が下がりやすいため、生活を維持できるレベルの収入を確保できるかどうかに注目した人も多くなりました。
また業界によって平均年収には差がありますので、前職の収入に不満があり、収入アップを目指して未経験業界に転職した人も。一時的に収入が下がったとしても、収入が上がっていくと見込めることを挙げた人もいます。
<4位 ワークライフバランスを改善できる>
・転職前は残業が多くプライベートの時間がほぼないような環境だったため、転職後は残業少なめでプライベートの時間を確保できることを重視した(20代 女性)
・子育て中なので、時間と休日が条件に合うことが最優先でした(40代 女性)
前職で長時間労働や過度な負担を経験した人や、子育てや介護をしている人からの回答が寄せられました。例えば、不規則な勤務や長時間労働が業界全体の課題になっているような業界で働いていた人は、理想のワークライフバランスを求めて異業種転職に挑むこともあります。
プライベートを確保できる職場なら、心身のリフレッシュや家族との時間をもてるなど、生活全体の満足度が向上します。
<5位 人間関係がいい>
・前職で人間関係に悩んだ経験から、転職活動ではお互いを尊重し合えるコミュニケーションや、安心して働ける職場環境であることを重視しました(30代 女性)
・業務でつまづいたときに相談できる上司や同僚がいるか(50代以上 女性)
未経験者の場合には、困ったときに質問できる人間関係が構築しやすいかどうかが重要だと考えられていました。また過去に人間関係のトラブルを経験した人にとっても、人間関係は重要な判断ポイントとなります。
まとめ
キャリアアップを目指したい」「ワークライフバランスを改善したい」などの理由で、未経験業界を目指す人は多くいます。しかし未経験業界への転職では、実務経験がないことから書類選考の通過率が悪く、面接で語る内容をしっかり練り上げていく必要があるなどの苦労も。
また「仕事についていけるか」「やりたい仕事ではあるけど、自分に向いているのか」といった不安がつきものです。未経験ゆえに、やってみないとわからないことが多いからですね。
転職後の不安については、「教育体制がしっかりしている会社を選ぶ」「社風や福利厚生を調べる」といった工夫で乗り越えられます。一方転職活動の困難については、未経験業界への転職サポート実績の多い転職エージェントなどで相談してみるのがおすすめです。
▽山脇文子氏の考察
未経験の業界に飛び込む際、「仕事についていけるか」と不安になるのは、あなたが仕事に対して真剣な証拠です。調査結果からも分かる通り、あなただけの不安ではなく、多くの人が通る道ですから安心してくださいね。就きたい仕事に合わせて、必要な知識を少しずつ積み上げていけば大丈夫です。
「無理なく続けられること」を重視する傾向も特徴的でしたが、長く健やかに働くためにとても大切な視点です。就職先の教育体制や環境をしっかり確認し、自分に合った職場を選んでいきましょう。
一人で抱え込まず、専門家のサポートも活用しながら、一つずつ不安を安心に変えていく。その丁寧な準備があなたのキャリアを築く土台になります。応援しています。
▽監修者紹介

山脇文子
人と心のコンサルティング トラスティ代表
https://hitokokoro.com/
2級キャリアコンサルティング技能士(熟練レベル)、公認心理師、国家資格キャリアコンサルタント。 個人の就職・転職支援に留まらず、企業支援の分野でも幅広く活動。「笑顔花咲く未来を創造する~個人のありたい姿と組織との調和~」を経営理念に掲げ、働く人と経営者の架け橋として尽力している。
メディア実績も豊富で、文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」での半生朗読のほか、『女性自身』や『日経トレンディ』の取材、テレビ高知「ここばな」出演、高知新聞への執筆掲載など、執筆・監修・出演を通じて幅広くメッセージを発信している。
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■株式会社ビズヒッツについて
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また、上記サービスを運営する中で得た知識と経験を元にコンサルティング業務も行っております。
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■会社概要
社名 : 株式会社ビズヒッツ
所在地 : 〒510-0208 三重県鈴鹿市鈴鹿ハイツ22-21
代表者 : 代表取締役 伊藤 陽介
設立 : 2009年1月19日
資本金 : 300万円
事業内容 : 求人情報サイト・WEBメディアの運営・コンサルティング
URL : https://bizhits.co.jp/company/
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