岩手県一関市の酒造会社では地元に古くから伝わる門松の飾り付けを行いました。

一関市の世嬉の一酒造に設置されたのは、市内の厳美地区に江戸時代から伝わるという門松です。

地域の伝統を守ろうと伝承会によって毎年この時期に設置されています。

門松は3mほどの高さまで門のように組み上げた木の枠に、松と竹それに栗の木を飾るのが特徴で、中央にしめ縄を取り付けて完成です。

12月15日は伝承会のメンバー7人が集まり、1時間半ほどかけて門松を飾り付けました。

厳美町正月かざり伝承会 千葉正志代表
「ことしは大船渡の山火事など色々な災害が起きた年だった。2026年はそういうことが無いような平穏な年であるよう願う」

門松の設置に合わせて15日は世嬉の一酒造の「杉玉」も新しいものに交換され、社員たちが2026年の酒造りの無事を祈っていました。

門松は2026年1月15日まで飾られる予定です。

岩手めんこいテレビ
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