博多警察署によりますと15日午後6時10分ごろ、福岡市博多区のJR博多駅近くで「人が刺されている、血が出ている」と目撃した人から110番通報がありました。
刺されたのは70代の男性で、警察はその後「親父を刺した」と博多駅前の交番を訪れた男を銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕しました。
逮捕されたのは住居不定、無職の酒井祐基容疑者(37)で、包丁1本を持っていて、調べに対し「お父さんを殺すつもりで刺した」「首を狙って刺した」などと話しているということです。
刺された男性は病院で手当てを受けていますが、運ばれる際は意識があったということです。
刺された男性と酒井容疑者は親子で、当時2人で車に乗っていたということです。
現場で目撃した人の話では、血だらけの男性が車の運転席から降りてきて、扉によりかかって立つのもやっとの状態だったということです。
警察は2人の間に何らかのトラブルがあったのではないかとみて殺人未遂容疑を視野に調べる方針です。