秋田市の中学校の生徒が同級生から受けた「いじめ重大事態」について、市の教育委員会は「学校は適切な対応をしていた」との認識を示しました。
15日の市議会教育産業委員会で、市教育委員会の担当者が、2023年5月に秋田市の中学校の生徒が、同級生から表情をやゆされるなどのいじめが発生し、その後「いじめ重大事態」と認定したことについて、初めて説明しました。
委員からは、生徒の保護者が学校に文書を提出してから学校がいじめを認知するまでに約1カ月の差があったことに対し、説明を求める声が上がりました。
秋田市教育委員会学校教育課・畠山勇人課長:
「学校は6月で保護者は5月に話したというところで相違が出ていると認識しているが、学校は6月に確認したところで適切な対応をしていると感じている」
担当者はこのように述べ「学校は適切な対応をしていた」との認識を示しました。
また今後の対策について、担当者は「子供自身との個別の面談のほか、学校のカウンセラーや保護者との連携を図り、未然防止や早期発見に努めていきたい」と述べました。